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お遍路ウォーキング日記(183:六十二番宝寿寺へ)

【2024年7月6日(土曜日) Day 183】

 今日は札所六十一番香園寺を打った。写真は香園寺の境内だ。香園寺は写真を見てもわかるように巨大なお堂が有名だ。正面から本尊をお詣りでき、脇の階段から上って中に入り弘法をお詣りすることもできる。本堂と大師堂が一体になっている珍しいお寺だ。

 今日はこの香園寺について簡単に書こうと思っている。

 この寺は用明天皇が病に臥せっていた時にその病気平癒を祈るために聖徳太子によって建立された。その時に大使の前に現れた老翁が黄金の大日如来像を持ってきたという言い伝えもある。

 その後に行基菩薩や弘法大師もこの寺を訪れている。特に弘法はこの地で身重の女性のために護摩修法を行ったことから今でも安産のお寺としても有名だ。

 天正の兵火により焼かれてしまい、その後復興はするもその間は凡そ一世紀ほどの隔たりがある。

 このお寺は一先ず大聖堂正面にお詣りをすれば良い事にはなっているのだが、お寺の意向としては中に入って厨子の中にいる大師像にもお詣りをしてもらいたいようである。機会があったら中に入ってご本尊と厨子は拝見した方が良いと思う。

 次の札所六十二番宝珠寺に向かう時は是非とも小松の古い街並みを通って行ってもらいたい■

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