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お遍路ウォーキング日記(90:三十七番岩本寺へ ⑧)

【2024年4月3日(水曜日) Day 90】

 今日は中土佐町の中でも一番町らしい久礼くれの中心を通過して隣町との境でもある七子ななこ峠に向かい始めている。

 遍路道からは離れるが個人的にとっても気になっている点がこの中土佐町の海沿いにある。遍路道とは無縁のこの一帯。かつては海まわりのルートしかなかったことも考えられるがこの集落は「上ノ加江かみのかえ」という。

 そしてこの場所から直線距離でも50㎞以上離れた土佐清水市には「下ノ加江しものかえ」という集落がある。どちらにも共通して言えるのは海沿いにあること、名前を冠した川があること、漁港があることだ。そしてかつてはどちらも独立した自治体だったこと。いろいろと共通した点はあるのに距離はあまりに離れている。しかもかつての郡行政からみると上の加江は高岡郡、下の加江は幡多はた郡だ。郡1つ変わると文化も変わるような高知県でこんなに似た地名がこれだけ離れた場所で存在しているのかが気になる。

 調べるにしても素人では限界もあるし、知ってる人がいたら教えてもらいたいものだ。

 さて、上の加江は今現在は遍路道とは関係のない場所だが、この先下の加江は遍路道上にあり、しかも打ち戻し地点という重大な役割のある場所でもある。ただまだまだそこまでたどり着くにはかなりの日数を要すると思う。まずは七子峠越えが喫緊の課題だ■

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