療養日記　2022年2月14日　『いい湯だな』

　先週ポチった「ノボピン」という入浴剤について。第一印象については効き過ぎて夏場は使えないと書いたが実際にその通り。とにかく湯上がりがポカポカしすぎて効き目はすごいなとしか言えない。

　ノボピンについては昔から銭湯でよく使われているイメージがあり、昭和の頃の旅行雑誌などではノボピンの湯として紹介されることもあったし、ノボピンの広告も入っていた記憶がある。

　先日ポチったのはなんでも復刻版らしいのだが、復刻版であろうとなかろうとどことなく懐かしい銭湯の湯の思い出が蘇ってくる。確かに香りもこんな感じだったかなと考える。もちろんどこの銭湯もノボピンを使っていたわけでもないので記憶にない人だって当然いるだろう。

　再び効能に戻るといろんな入浴剤がある中、効き目に関して言えばこのノボピンは抜きんでている。昔からあるバスなんちゃらといった入浴剤も勿論楽しいのだがノボピンはもはやそのレベルではない。効能がすごすぎるのだ。

長い病院生活ですっかり入浴は昼間になってしまった。しかもラジオを聴きながらというスタイルも入院時から変わらない。入院中入浴ができたのは当然だが手術創も落ち着き抜糸も終わってからの事だ。

　退屈な病院生活の中入浴が唯一気分転換になるものだった。勿論入院中はシャワーなのでノボピンなんてものも関係ない。退院後入院中と同じようにシャワーだけで入浴を済ませていたが、いつしか訓練をして湯船にも入れるようになった。その間には何度となく転倒もしたが、今は湯船につかることもできる。やっぱり湯船につかれるのは嬉しい。

　とは言っても大好きだった温泉、あれにはもう入れないと思う。大抵の温泉は湯船が足よりも低い位置にあるため前傾姿勢なしには入れない。もう一つ五右衛門風呂みたいな湯もあるが、それは今度高すぎてまたげない。今後もしばらくは温泉に入れない。若しかしたら一生入れないかもと思うとそれが心残りでもある。けど実際危険すぎて温泉には挑めない。まさか温泉旅館の浴場でシャワーだけ浴びて出てくるなんてことはできまい。

　今日もとても寒くて昼間っから風呂に入ってラジオを聴いていた。今日のお昼ご飯は久しぶりにラーメンを食べに行く。行きつけにしている「街道や」にねぎラーメンというのがあってこれがラーメンスープとうまく作用するのだろう、とにかく身体が温まる。昔から風邪の引き始めの時にこの葱ラーメンを食べて乗り越えることがよくあったくらい。今日は寒かったので迷わずねぎラーメンを注文した。

街道やねぎ味噌バターラーメン

　今日はバレンタインデーだが仕事で外出するでもなく、元々無縁のもの。と言うのも僕はチョコレートが大嫌いで食べられない。もらうだけ迷惑なので我が家にバレンタインデーはナシにしてくれと結婚するときに妻にお願いをしたくらい。そもそも我が家にはチョコレート待ち込み自粛令も出しているくらい。過去にもこれといった思い出もない。ないと云うこともないがここで話をすることでもない■