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助け合うこと
【療養日記2024 7月1日(月)☁️☂️】
朝目が覚めるとまるで嵐のような強い風が吹いていてウォーキングはどうするかなと考えていた。週末は土日ともにヨコハマハンドメイドマルシェに出かけて疲れが取れていなかった。
週末の疲れと月曜の朝のウォーキングは関係ないのでいつものように8時半になったら出発。気温は高くないがとにかく厭になるくらいの湿気に見舞われた。
帰ってきて疲れもドッと出てしまいそのあと昼近くまでは寝てしまう。
午後は月曜日の楽しみ、先週分の「虎に翼」の一気見をする。これも具合が悪いと途中で横になって休むところだが今日は一気に五話観た。先週はとにかく助け合いとその難しさについて考えさせられる。
話は寅子の学友だった大庭梅子(平岩紙)の家騒動で始まる。夫の妾が遺産を相続させろと遺言を持って寅子の所に相談に来たことから端を発して妾対大庭家から最後は大庭家内の相続争いに展開する。
最後は梅子がきれいさっぱりと権利を放棄して大庭家を出ていき話はまとまる。その際に梅子の言ったこと、民法730条の条文。
直系血族及び同居の親族は、互いに扶け合わなければならない。
これが決定打だったと思う。ます大庭家には絶対的にこれがない。勝手なことを言い続ける三人の子供と助けてもらうことしか考えぬ義母(これに鷲尾真知子が怪演)と、全て投げ捨てて人生再出発させる梅子の様子がまぶしかった。
平行して寅子のいる猪爪家でも母のはるがいなくなってから義姉で学友の花江がなんでも一人で家の切り盛りをしようと躍起になり段々と疲れが溜まってくる様子が1週間かけて丁寧に描かれている。
こちらは花江が子供たちに最後は助けてくれと言うことで問題が解決する。
同時進行をしていたのが家庭裁判所主催の「愛のコンサート」について、こちらは寅子と上司の多岐川(滝藤賢一)が一生懸命準備をさせるがここでます出演歌手について多岐川が「福来スズ子」でも来ないかなと言い出す。
1つ前の朝ドラの登場人物がふたたび名前だけでも出てくるのは前代未聞でこれで「ブギウギ」と「虎に翼」は同じ世界の同時代の話という事となる。
さらに驚いたのはこの愛のコンサートに出演するのがブギウギでも重要な人物だった茨田りつ子(菊地凛子)がそのまま登場。これにはすっ飛んだ。このコンサートの時にりつ子は寅子に夫が亡くなったから働いているのかと訊ねると寅子はこの仕事が、法律が好きだから続けているという見事な返事をする。
後にりつ子はラジオでこの寅子の返事を賞賛することとなる。ブギウギの時にはほとんど人をハッキリと褒めなかった茨田りつ子の新たな一面を次のシリーズの朝ドラで見るとは思いもしなかった。
もう一つ、花江の話に先週から登場する戦災孤児の道男がらみで、花江の子供の直人に道男に恋しているのではないかと疑われる一幕がある。実際は道男が来た日には夢で亡き夫の直道と会えるから楽しみだというオチなのだがそのシーンが出て来てちょっと目頭が熱くなった。
そして最後に寅子が先週久しぶりに十八番の「モンパパ」を歌う。相変わらす音程はずしまくりだがこれが出てくるとその場は本当に楽しくて幸せだと伝わってくる。
大庭家の「助け合う心のなさ」、猪爪家の「助け合い」、愛のコンサートでの助け合いと、先週は民法の条文も含めて助け合いと言うものをあれこれと考えた。
このドラマ、土曜日の分(その週の総集編)がないBS4Kで録画をしているが、改めて一話一話丁寧に観てみたいなと思うようになった。
ドラマは十分な楽しめたが夕方からは体調を崩して今もまだしんどいままだ■