続・お遍路ウォーキング日記(75:二十八番大日寺へ)
【2024/12/22(日)Day 28】
今日は横浜でたくさん歩いたので一気に札所二十七番神峯寺まで到達してしまった。
昨日はまだ奈半利の駅にもついていなかったのに今日は神峯寺を打つ位まで先に進んでいる。
奈半利の中心に到達し、奈半利駅の横を通り奈半利川を渡って田野町に入り、さらにその隣町安田町に入る。安田川を越えて左手に海岸を見ながらしばらく進むと松原が見えてきて案内標識が出て来るのでそこを右折、あとは非常にキツい九十九折りの道が延々と続き、その道の終点が神峯寺だ。そして神峯寺の山門脇に石段がさらに続いていて神峯神社へと続いている。
寺伝では神峯神社が先にあり、行基菩薩により観音堂が造られた。道は険しい山道しかなく、麓の唐浜に神社の別当寺でもある遥拝所が作られ、初めはそこが札所二十七番神峯寺だったという。
やがて神峯神社の観音堂が焼失し、神仏分離令で別当寺も廃止にされると札所は一つ前の二十六番金剛頂寺に移される。
ここで一度神峯寺の存在はなくなってしまうのだが、茨城にある寺から寺格を移して神峯寺が新たに建立され現在に至る。
今の神峯寺は何をおいてもあの遍路道とそれによりできた道路が有名だが、かつての遍路道は麓の唐浜から神峯観音堂までずっと遍路ころがしだったと言われているそうだ。
明日からは札所二十八番大日寺を目指すが、それが今年のうちに打てるかどうかはわからない。また遠い道のりが待ち構えている■