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房総の春

【療養日記2023 3月19日(日)】

 昨日の日記にも書いたが今日は千葉は大多喜にある大多喜ハーブガーデンで「あつまんべ市」というイベントがありそれに行く為に早起きをする。朝5時前には目が覚め、7時半には家を出発した。これで市がスタートする前にはハーブガーデンに着くことができる。時間前に着けばば近い場所に車が駐められる。

 ところがタイミングよく到着しそうだったのに妻がひと言

🧟‍♀️筍を買うから道の駅に行きなさい

 と言うので命令に背いたら命がないまずは大多喜の道の駅に行くことに。

 この時期は大多喜の道の駅では朝採りの筍が売られていて午前中には無くなってしまうくらい評判だ。大多喜そのものがあちこちで露天の筍売りがあったりと筍が有名らしい。道の駅のラーメンに入っているメンマがこれまた評判な事からもわかる。

 筍を買うとハーブガーデンへ、5分ほど遅れて到着。駐車スペース最後の場所に滑り込みなんとか間に合う。これに間に合わないと少し離れた所にある駐車場に行かねばならない。

 あつまんべ市はだいたい出店する人も決まっていて食べ物からハンドメイド作家さんまで多種多様。そして大多喜ハーブガーデンそのものもハーブ製品が充実している上に「濃いバジル」という看板メニューのジェノベーゼが逸品。今日もそのジェノベーゼを目当てにあつまんべ市に行ったようなものだった。

 しかし今日は屋台で売っていた九十九里塩焼きそばを食べたので本当はジェノベーゼも食べるつもりがとても両方は食べられそうになかったので諦める。その代わりと言ってはなんだけど塩焼きそは本当に美味しかった。

 マルシェでは妻が色々と買い物をしていたが僕は気に入ったものを一つだけ買う。縮緬で作った料理のミニチュアだ。これがなぜか縮緬の質感で高見えし、しかも美味しそうに見える。入院中ナースにもウケが良かった。

「和空間」の縮緬細工。

 写真を見ても美味しそうに見える。作者は縮緬の質感に着目し、素材を見た時にどんな食べ物にしたいか即座にイメージするのだそうだ。縮緬は染色された状態で探しているらしく自分から染色はしないらしい。

 人が多くなってきたので早々にハーブガーデンを後にして次の場所へ。あつまんべ市は存分に楽しめた。

 大多喜からはそう遠くもない勝浦まで車を走らせ鵜原海岸という静かな海岸へ行く。

鵜原海岸 透明度の高い海

 鵜原海岸では砂浜でわんこを歩かせて写真を撮る程度で終わったが外房にこんなきれいな海岸があるなんてのは知らなかった。車では正直行きづらい場所だが来て良かった。次来る時もオフシーズの時だな。

 まだまだ時間があるのでいすみ鉄道の上総中野駅と国吉駅にも行く。特に国吉駅は以前一度行った時にあたり一面菜の花畑だったので写真が撮れそうだと期待して行ったら菜の花畑は全くなく、代わりに無料のドッグランがあった。

駅のドッグランらしく作りが凝っている
上は駅のホーム。桜はまだたった。
遊んでいたら大原行きの列車が来た

 いすみ鉄道は沿線に菜の花がたくさん咲いていて昔から春のこの時期は観光客が列車に乗りに来たり、鉄道マニアが菜の花の美しい風景の中を走る列車の写真を撮りに来たりする。

 かつていすみ鉄道の運転手さんとわんこのつながりで仲良くなった縁でよく遊びに行ったがかれこれ4年近く会えていない。それでも沿線の風景や大多喜という街が好きなのでいすみ鉄道沿線はよく遊びに行く。

 帰りは久留里に寄ってすこし早めの夕食を食べ、久留里駅で写真を撮った。近い将来久留里線の久留里駅から先は廃止になるらしい。平山駅前にある焼きそば屋はどうなるのかな。

久留里「福盛」の台湾豚骨ラーメンとニンニクチャーハンのセット 両方ともハーフではなく事実上二人分。
小さくなった胃袋にはキツすぎた。でもうますぎ。
久留里駅にて 落ち着いた感じのいかにも田舎の駅という雰囲気がいい


 帰りはアクアラインが激混みなので時間を潰すためにいつも行くスーパーガッツ馬立本店までわざわざ寄って買い物をしてから帰った。しかし渋滞にはしっかりはまってしまった。

 久しぶりの春の房総。大多喜は桜もまだ開かず再来週くらいにはお城の周りの桜も見頃になるんじゃないかと思う。今日は殊更ツーリングのライダーを見かけた。彼らの姿をあちこちで見かけると春なんだなと思う。また近いうちに行けたらいいな■

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