山椒魚
【日記#4 2024/8/23(金)☀️】
夕方に定期通院があるので今日は他の用事は控えて家で大人しくしていた。朝のルーティンに関してはいつも通りだ。ウォーキングから戻ってくると少し頭がクラクラするのでカーテンを閉めて横になっていた。
話は前後してしまうが昨日も書いた文春に掲載された今回の芥川賞受賞作のうちの一つ、「サンショウウオの四十九日」を読了。内容はかなり奇怪で自分の想像を遥かに超えるような内容だったために少しばかり頭を使った気分だ。
話の詳細は書かないが主人公は外見には一人の人間の結合性双生児。しかし人格は二人いて文中の一人称表現が変幻自在に移動する。そのバランスもスピードも想像の上をゆく。
筆者の朝比奈秋さんは医師で、流石に医師だけの知識や見解の上で描かれた不思議な世界かのびのびと展開されていると感じた。
双子を相反する双極に喩え、それが同心一体となる様を陰陽の太極の印になぞらえる。そして相反する色の点が陰陽の逆層と表現して互いに迫り引きの繰り返しをサンショウウオに喩える(かなりネタバレ)あたりはあまりにハッキリとして分かりやすい。
後半はこの双子のバランスが崩れて、互いに片方が死んでしまうという静かな焦りが描かれているがここがまたダイナミックだったと思った。
未明まで読み更けてしまった為に今日は朝から寝不足で頭の動きが遅く感じた。
夕方からはいつもかかっている内科の病院へ、入院の報告と今後の薬の相談をはじめ、先月受けたエコー検査の診断なども教えてもらう。入院中にかなり痩せてHbA1cも前回比2近く下がり、血圧も下がった為に主治医はそれだけで喜んでいたが。自分はそこまで喜んで良いのやら少し戸惑った。
帰りはお腹も空いていたので以前よく行っていたらぁ麺屋に寄ってから帰る。
明日は週末、わんこのイベントもあるらしいが安静第一で過ごすべきだろう■