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お遍路ウォーキング日記(26:二十一番太龍寺へ)
【2024年1月29日(月曜日) Day 26】
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今日で札所二十番鶴林寺を打つ。山また山を登り切ったところにある渋い趣の山寺だ。とにかくありがたいと思うくらいに渋い寺だ。
この寺は桓武天皇の勅命を受けた弘法が建立した寺で本尊の延命地蔵尊も弘法手製との言い伝えがある。他の寺と違って山深くにあったために天正の兵火による焼き討ちからも逃れられている。この寺の目玉とも言える三重塔は十九世紀初頭に建立されたもの。
とにかく歩きでもバイクや自転車でも上りが激しいのでたどり着いたときの有り難さも一入である。個人的には十八番からこの先の二十三番薬王寺まで好きな寺がずっと続くが、中でもこの寺は打つのが楽しみだ。
この寺を打つと鶴峠まで戻り、今度は那珂川方面へと向かう。二十一番太龍寺は「西の高野」という異名を持つ程の神々しさを感じる山でもある。
ところで先に書いておこうと思うが、この日記の基本となる「お遍路ウォーキング」というアプリでは二十一番太龍寺の場所が太龍寺ロープウェイ乗り場のある「道の駅鷲の里」になっている。どうにも修正もできないが直線距離でも2.7㎞の差があるし、どう考えても道の駅の方が行きやすい。所在地も太龍寺は阿南市、道の駅は那賀町にありもはや同じ場所として考えるのは無理がある。
そんなわけで二十一番に関しては正確にいうと道の駅に向かっている事を先に断っておきたいと思う■