続・お遍路ウォーキング日記(101:三十七番岩本寺へ 其の九)
【2025/01/21(火)Day 101】
今日は須崎の中心に入り国道56号線の町の中心を流れる新荘川を渡った先にいる。川を渡る前には道の駅もあり、何度か寄ったことがある。
この新荘川と云う川はかつてカワウソがいたらしく、日本で最後にニホンカワウソが目撃された場所でもある。須崎はこのカワウソによって街起こしをしている一面がある。
須崎市はこのカワウソをモチーフにしたゆるキャラ「しんじょう君」と云うものを作ったのだが、後にこのしんじょう君と瓜二つのキャラクターが同じデザイン事務所から作られ今でも「ちぃたん」という名前で活動をしている。当初須崎市はちぃたんも須崎市の公式キャラクターとしていたが見た目に似つかわしくない過激な行動が売りのキャラクターとなり須崎市に苦情が殺到したためちぃたんの活動を差し止めるように申し立てをし、裁判沙汰になっている。
大半の人はちぃたんは知っているがしんじょうくんは知らない。そのためしんじょう君を見るとちぃたんのパクリと思ってしまうようだが、しんじょう君の登場の方が先らしい。
また須崎はご当地グルメとして「鍋焼きラーメン」と言うものを作り、街のあちこちで食べられるようにしている。ご当地ラーメンの歴史に関しては僕もよくわからない。しかし須崎市が市を挙げて町おこしの一環として推している事は事実である。
因みに自分も道の駅でこの鍋焼きラーメンを食べたことがあるのだがそれ以来道の駅にも寄らなくなってしまった。そのくらいの破壊力を持った食べ物だった。しかもその時食べたのは、ライスとセットの鍋焼きラーメン定食だった。後で考えるとアレは炭水化物フルコースだったと思う。
須崎でおいしいものを求めるのであれば、港もあるくらいなので海鮮だろう。町のいたる所に回転寿司も含めたお寿司屋がある。ちょっとお値段を抑え目の回転寿司屋に行ったことがあるが、こちらは間違いなく美味しいものが食べられるのでお勧め、但し回転寿司のチェーン店では意味がない。
新荘川を越えると一気に町外れに向かって行き、ここから久礼坂の上りが始まる。これが始まると、基本的には七子峠までは上りの道が続く■