お遍路ウォーキング日記(79:三十六番青龍寺へ)
【2024年3月23日(土) Day 79】
今日の現在地はGoogle Mapsのサポート外だった為に100mほど手前の場所の写真を使っている。
今日は札所三十五番清瀧寺を打った。土佐市内の町中からいきなり高台へと上る山寺で、納経所から眺める土佐市内の街並みが素晴らしい。
この寺の寺伝ではこの山に霊気を感じて最初に寺を建立させたのは行基菩薩で、薬師如来像を彫像して納めている。
その後弘法がこの寺で修行をして錫杖で湧き水を出し麓の里を潤して今に至る。農作物もさることながらミツマタが育ち今でも和紙の原料として用いられている。
土佐藩主山内氏の加護を受け寺は大きくなるも17世紀には大火で消失。その後再興を果たすも明治の廃仏毀釈で強制的に廃寺にされて十数年後に再々興を遂げ現在に至る。
弘法が錫杖で水を出す伝説は他の場所でもあるがこの寺は確かに水のよい寺で夏の暑いときなどには救われた事もある。
次の札所の三十六番青龍寺はこの寺からほぼ南の方角にある。よく見ると清瀧寺をからさんずい(氵)を取れば次の札所青龍寺になる■