行動を変える伝え方
これこそ「夏」という青空が続いていますね。
本日は「大暑」です。
大暑(たいしょ)7月22日〜8月7日ごろ
1年で最も暑さが厳しく感じられる頃。夕立や雷も多く、気温も上がっていきます。
中国伝来の陰陽五行説では、春は「木」、夏は「火」、秋は「金」、冬は「水」。
そして各季節の間が「土」とされ、年に4回の「土用」を設けていました。今では土用といえば、夏の土用。
それだけ乗り越えるのが厳しく、疲れも出やすい時季です。
夏の土用は立秋前の約18日間。
丑の日には「う」のつくものを食べて精をつけ、無病息災を祈願します。その代表が鰻です。
他には梅干しやうどん、瓜(胡瓜、西瓜、南瓜、冬瓜)などもあります。
旬の花は朝顔やひまわり。
食材は瓜類。
栄養価が高く、体の熱をとったり、利尿作用でバランスを整えるなど、夏の身体に適しています。
こんにちは、大野です。
先日よりお伝えしているオンライン教育コミュニティですが、多くの方からご好評をいただいております。
理由は、研修だけではなく1年間のフォローアップがついていること。
そしてやはり価格です。他の研修会社では提供できない内容だと自負しております。
その研修を7月29日(木)に横浜にて開催いたします。
今回は新卒1年目レベルを想定しており、基本的なマナーやコミュニケーションについて学んでこられなかった方々が対象です。
大手企業にも提供している内容を特別に実施いたします。
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まだお席のご用意は可能です。
ぜひ社員に受けさせたいという経営者の方、人事担当者の方からのご連絡をお待ちしております。
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「行動を変える伝え方」
先日、ある受講者の方からこんな質問がありました。
「部下指導において、どのようなことを意識されていましたか?」
帝国ホテルでの管理職時代も含め、実際に多くの部下や後輩を指導育成する機会に恵まれました。
試行錯誤しながら意識していたことは沢山ありますが、いつも大事にしていたのは「何を伝えるかではなく、どう伝えるか」です。
人の上に立つ者は、日頃から部下の行動をよく見て、改善点があればきちんと伝える必要があります。
ただ、どんなに正しいことを伝えても、相手に響かなければあまり意味がありません。
その人の行動が変わって初めて、伝わったことになるのです。
例えば、新人スタッフが遅刻してきた時、
「明日は遅刻しないように!」
と言いたくなりませんか?
しかし、これは逆に遅刻を再発させてしまう伝え方なのです。
もし、
「明日は時間までに来てね!」
と言われたら、当人はどう感じるでしょうか?
求める結果は同じですが、印象が全く違います。
人の行動を変えるためには、脳の仕組みをうまく使うことがポイントです。
よく脳は「否定形を理解できない」と言われます。
表現を変えると「否定されている内容や行動を一度イメージしてしまう」のです。
小さな子どもに「走っちゃだめよ」と言っても走るのを止めないのは、これが原因です。
まず、頭の中に「走る」というイメージが湧きます。
すると、子どもは素直なのでまず行動します。
走りながら、順を追って「だめなのね」と理解してから止まるのです。
なので、こうしたときは、「ゆっくり歩こうね」が一番効果的です。
子どもの頃、よくコップを倒しては母親から「こぼさないように」と言われ、またコップを倒すことを繰り返していた私には、否定形で伝えられても行動を変えられないことが身に染みて分かります(笑)
つまり、相手は伝えられたことをそのままイメージしてしまうので、どうなってほしいのかを肯定形で伝えることが効果的なのです。
部下や後輩に指示を出すときは、意識して否定形を使うことを避け、肯定形で求める行動や結果を伝えてみてはいかがでしょうか。
それだけで、求める結果のイメージが伝わりやすくなり、アウトプットに変化が見られるはずです。
今日の質問
・否定形で意図を伝えていませんか?
・肯定形で指示ができていますでしょうか?
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