脳機能に打ち勝って、褒め上手になろう
夏を感じさせる日差しと爽やかな風が心地よい日が続きましたが、これからの天気予報では晴れが少なそうです。
本日は「芒種」。「芒(のぎ)ある穀類(こくるい)、稼種(かしゅ)する時なればなり」(暦便覧)にあるように、麦や稲などの種を蒔いたり、麦の刈り入れや田植えを行う目安とされている時期。
そろそろ本格的な梅雨の始まりです。
こんにちは、大野です。
先日開催しました「おもてなしを語る会」、参加者の皆さんとの議論が大いに盛り上がり、盛況のうちに終えることができました。
当日の様子をサイトにアップしましたので、ご覧くださいませ。
https://lala-sunshine.com/omotenashi202205/
次回開催は9月です。
参加を希望される方は、こちらからご連絡くださいませ。
https://forms.gle/NsLoBFS2juKnJAcEA
「脳機能に打ち勝って、褒め上手になろう」
「褒めるところがどうしても見つからない部下がいる」
リーダー向けの研修で、このようなお悩みを耳にすることがあります。
概ね上司が悪いところばかり注目をしているケースが多いのですが、人はなぜ良いところよりも悪いところに目を向けてしまうのでしょうか?
実は、そもそも人間の脳には「自分にとってよくないもの」に注意が向く傾向があると言われています。
人類が過酷な環境の中で生き延びていくための危機察知能力として必要だった脳機能の名残だそうです。
しかしながら、現在、そうした危険な状況はなくなったにも関わらず、人の脳機能は変わっていないため、不必要に人の粗探しをしたり、お店の人や商品にクレームをつけたりしてしまう人が少なくないのだと考えられています。
私たちが部下のできていないこと、ダメなところにフォーカスしてしまうのは、ある意味でごく自然なことなのかもしれません。
人間には、生理的にそのような傾向があるからこそ、他者の良いところやできることは、意識的に注意を向けない限り見えてこないのです。
裏を返せば、人を褒められるかどうかは、トレーニング次第ということです。
子どもの頃、親から「人の良いところを見つけられるようになろうね」と言われて育った人は、大人になってからも自然と人を褒めることができる傾向にあるようです。
幼少期から鍛錬しているのですから、当然と言えば当然ですね。
厳しい言い方になってしまいますが、部下を褒められない上司は、単にこれまで訓練してきていないのですから、これからがんばってください。
人の良さは、ないと思っていたら見つけられません。
あると思っていたら、必ず見つけられます。
どうしても見つけられないという場合、もしかしたら、他の人と比較していませんか?
人の良さは、他者との比較の中に存在するものではありません。
人の良さは、その人の中にあります。
例えば、
できていなかったことができるようになった。
前より早くなった。
改善すべき点を改善してきた。
そのような変化に目を向けてみてください。
絶対不変のものが存在しないように、人は必ず変わるのですから。
本日の問い
人には必ず良いところがあると思っていますか?
本日のニュースレターはここまでです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
笑顔と感謝で溢れた毎日を!
大野加奈
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