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【HSPの起業】自分は「何を提供する人なのか、何者なのか」わからなくなって、抜け出した時の話

フリーランスで働いていると、しばしば、「自分は何者なのか」「何をする人なのか」わからなくなることって、あるだろうと思います。

特に、コーチングやコンサルティングなど、対人支援の仕事って、職域がパキッと分かれているわけでもなくて、境目は曖昧で、グラデーションです。

例えば、「今の仕事が、合わない気がして、ストレスを感じている」というお客さまは、カウンセリング、キャリアコンサルティング、コーチング・・・どのサービスも、選択する可能性があります。

カウンセラー、キャリアコンサルタント、コーチ・・・それぞれ、提供するサービスのアプローチは違えど、重なる部分もあるのです。

シンプルに、「提供するものが目に見えないから、何者か自覚しづらい」という面も、あります。



というわけで、フリーランスで、対人支援などの目に見えない仕事を長くやっていると、「自分は何者なのか?」という問いは、時々、波のように押し寄せてきます。

私も、15年くらいコーチングやコンサルティングをやっていて、時折、ザブン・・・と、小波のように、「自分、何者か問題」が押し寄せてくることは、ありました。

その度に、なんとなく落とし所を見つけていたのですが、ザバーンと大波がやってきた時期が、あったのです。2022年-2024年の上半期 くらいの時期でした。長い・・。

今思うと、ある種の「中年の危機」でもあったのかな、と思うのですが、本当に、「あれ、何をやっていけば、いいんだっけ?」というのが、わからなくなったのですよね。迷った。

足元がフラフラしている感じで、「あれ?これから、どうしよう?」「自分、何が専門の人なんだっけ?」という問いが絶え間なく出てきて、わからなくなった。

足元がおぼつかなくなりすぎて、捻挫をしたりして(涙)、少しずつ「何者かわからない」の波が収束に向かった頃、なんとなく、答えが出てきたタイミングがありました。

それは、

できることは、なんでもやっていこう

という、地味で平凡な、スパーンとした明瞭な答えでもなんでもない、「着地点」という感じでした。

でも、心の落ち着きどころとしたは、とても良くて、「そうか、”何者か”とか考えなくて、できることをやったらいいんだなあ」と、軽やかになったのです。

お客さまの後押しになるなら、内面の整理もお手伝いするし、心を落ち着けるセルフケアの方法をお伝えしたり、強みもフィードバックするし、ビジネスの”お客さま像”を明らかにするとか、商品づくりもする。PCやスマホが苦手なクライアントさんがいたら、代わりに私がブログの管理画面に入って、セッション中に画面共有をしながら一緒に立ち上げたりもします。


「何者なのか、わからない」という悩みは、今思うと、「差別化をしなければならない」みたいな”人と比較する意識”とか、”ビジネスの固定概念”みたいなものに囚われすぎていたのかもなあ、と思います。

そういう時って、あるよね。

ただただ、「お客さまに対して、できること」に集中する。それが、仕事の基本のキだよなあ・・・と、大波を経て、深く腑に落ちた出来事です。


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山口由起子🍎HSPが、書いて仕事をつくる【起業・副業】
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