【HSPの起業】お客さまに届く発信をするには、「ターゲット」を絞る必要があるけど、抵抗が出てくる
お客さまに届く発信をするには、「誰に向けて」発信をするか・・・すなわち、「ターゲット」を絞る必要があります。
(ターゲット、という言い方は好きではないのですが)
・自分にとって役に立つとか、興味を惹かれる発信を読む。商品を買いたいな、と思う。
・関係なさそうな発信は、読まない。商品を買いたいな、とは、思わない。
・・・ということ、自分がお客さまの立場だったら、自然ですね。
発信して商売をする側になったら、お客さまに「自分に関係あることを発信してる人だ」と、認知してもらう必要があります。
だから、ターゲット=”誰”がお客さまなのか、を絞るのですね。
でも、「ターゲットを絞るのは、抵抗が出る」という声は、よく聴くお声です。頭では必要だとわかるけど、抵抗が出て、ぼんやりさせたくなったり、広げたくなったりするのですね。
私も、絞るのは抵抗があるな・・・と、何度も何度も感じたので、気持ちはよくわかります。
HSPさん特有の理由として、共感力がブレーキになることがよくあります。
発信の時、色んな人の顔が、浮かびます。「Aさんの悩みにも、Bさんの悩みにも、Cさんの悩みにも、応えたい」と、思ってしまう。
でも、ターゲットを絞ると、Aさんの悩みにしか、応えられなくなる。本当は、Bさん、Cさんの悩みにも応えたいのに、バッサリと振り落とさなければいけない気がする。それは、いかがなものか・・・。
絞ることが、なんだか悪いことのような感じがして、絞れなくなります。
また、どんな人でも、可能性を絞ることへのこわさは、あるものです。
ある選択肢を手放すとき、「本当は、手放さない方が、良いんじゃないか?」という思いが出てくるのは、人間の自然な心の動きです。
では、どうすれば、ターゲットを絞ることができるのか。
まず、最初から、ハッキリ絞り切らなくてもいい、最初は「仮」でいい、と知っておくことです。(ちょっと気楽になりませんか)
実際、どんな方がお客さまとしていらっしゃるかは、やってみないとわからない部分が大きいです。「仮」で「こういう方に向けて、発信しよう・商品をお届けしよう」と決めて、まず動いてみます。
実際にお客さまと関わる中で、リアルなお客さま像が見えます。その時に、改めてお客さま像を言語化し、ハッキリと絞ったらいいです。
また、フリーランスだと、そんなにたくさんのタイプのお客さまと関われないな・・・と実感することも、絞る抵抗を和らげます。
例えば、ファーストリテイリングみたいな大きな企業だったら、ユニクロ、ジーユー、セオリー、と違う層のお客さまに商品展開できますが、個人は身体ひとつなので、キャパシティ的に限界があります。
限界があるなら、自分の商品や発信がフィットするお客さまに絞って、提供した方が、お互いにしあわせです。
個人事業は、興味を持ってくれる方に向けて発信し、お客さまになっていただくものです。(個人事業に限らず、すべての商売は・・ですね)
お客さま「でない人」に意識を向けると、迷いやすくなり、うまくいかなくなります。
お客さまは絞った方が、仕事がやりやすく、喜びも大きくなります。