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“ 特別 ” なものになった介護…

「 “ 介護 ”というのが特別なことになっているよう…

昔は、順々に看ていくのが当たり前だった。

今の時代は仕方ないのかしらね… 」

…と80代の女性

ご主人と2人暮らし

ご主人 「 終戦の時は14歳だった。2ヶ月前に予科練召集されていた…

戦争には行かなくて済んだが…」

戦後、日本を立て直そうと自分のことより

ただがむしゃらに働き世界を驚かせる経済成長と復興

この年代の方々の自捨の上で今の豊かな日本が成り立っている…

その時代背景を余りにも軽んじてはいないか…と自分に問う

介護が特別なものになっている…

この分離感は何だろう

今の結果を見て、昔を責めることは容易い、が、

たった30年ほどで世界に追いつき追い抜き

そこには子々孫々のために、日本を元気にする!

という愛が想いがあったであろう…

大変なご苦労やお辛い思いをされたはずなのに

皆さんは、本当に90歳前後の方々は自らは何もおっしゃらない…

「 まるで変わった…」と笑いながら言われることがたまに。

平成天皇の 「平成の時代に戦争が起きずに済んだ 」とのお言葉

きっと戦争の悲惨なご体験、深い悲しみが

争いのない世界の有難さを、

寡黙の姿で示しておられるのだろうか…

今宵満月の光で、癒しの御光に包まれ

平安な眠りとなりますように…


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