らっちーうぃるべりー

いい音楽、いい書籍、美味い食物、美味い酒を求めて 極上のひまつぶしをするために日々精進!

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最近の記事

偉大なる酔漢の金言

俺が言いたいのは、なんでもいいからやりたいことみつけろって、それだけ。でね。これだって決めたら投げ出さずに最後までやる。それが男としての最低のルールなの。前に野坂昭如が言ってた。『オレはできないことも引き受けるが、最後にツジツマを合わせる。それが人間だろ』この言葉、気に入ってんだよ。「やります」と言った以上は、どんなことでもツジツマを合わせてやり抜くしかないってね。〜週間プレイボーイの赤塚不二夫の人生相談より〜  できないこともでも必死こいてなんとかツジツマ合わせる。かつて

    • オサベさん、どうも!

      日曜日の朝のルーティンといってもよいか、娘がプリキュアを見終えたあと、コーヒーを飲みながら昨夜に録画した明石家さんまさんの『お笑い向上委員会』を楽しむ。さんまさんの年齢を感じさせないエネルギッシュなパフォーマンスに爆笑させられながら我が身も覚醒し、明日への活力とするのだ。 思えばおよそ三十年以上前、自分の少年時代も、日曜日の朝はさんまさんの番組でスタートしていた。『テレビくん、どうも!』という番組。さんまさんがホストとなり、毎週ゲストを迎えテレビについてトークを繰り広げる内容

      • オーティスレディングの歌う「ホワイトクリスマス」を聴けば、心が温まる。

        「きょう、幼稚園でクリスマスツリーの飾り付けしたの!」仕事から帰宅した僕に娘がそんな報告をしてくれた。幼稚園もいよいよクリスマスの準備か・・・。そしてその日の朝、父であるワタクシもクリスマスの準備として、通勤の車内でアトランティック版の「ソウルクリスマス」を聴いていた。 クリスマスが好きである。アラフィフにさしかかる今でもクリスマスシーズンは胸がときめく。街をイルミネーションが彩り、どこもかしこも店に入れば流れているクリスマスソングの数々。そのような華やかな雰囲気に包まれる

        • ブルースは絆〜我が救世主ブルースブラザース

          ジョン・ベルーシのドキュメンタリー映画が上映されるという。 ジョン・ベルーシといえば、映画「ブルースブラザース」。僕の人生を支えてくれた一本である。 この映画との出会いは今から30年ほど前、僕が高校生だったとき。当時の僕は学校に馴染めず辛い日々を送っていた。徐々に成績は落ちていき、いつしか学年で下から十番以内。体力も落ちていき短距離走をすれば必ず嘔吐し、長距離走となれば最下位を独走。当然友達もおらず、青春を謳歌する周囲の連中を見ながら『俺は本当に生きている価値があるのだろ

          作物と土への贈り物 農作業のためのロックンロール 〜深沢七郎『作物と音楽』より〜

          昨年から家庭菜園で野菜作りを始めた。 やりだしてみるとこれが本当に楽しくて、昨年はビギナーズラックで多く収穫できた。家族で食べ切れないものは職場に持っていき仲間におすそわけ。「おい、これどこの?」「彼の農園だよ」などという会話が耳に入ると、すっかりいい気になり、狭いながらも我が家の家庭菜園、いっそのこと深沢七郎さんの『ラブミー農場』のようなイカした名をつけようか?などと思ったりした。 深沢七郎さんのエッセイ集『人間滅亡の唄』のなかに「作物と音楽」と題するものがあり、そこに

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          自然賛美の音楽家 想像の中のブライアンジョーンズ

          ブライアンジョーンズが生きていたら…。 僕はブライアンジョーンズについて詳しくは知らない。ローリングストーンズ関連の書籍や映画などから得た僅かな情報のみで勝手なイメージを作っているに過ぎない。これから語ることについては、僕の想像の中においての勝手なブライアンジョーンズのであるので、熱心なブライアンジョーンズのファンの方には、実にくだらない妄想だと一笑に付されるかもしれない。しかし色々な逸話から様々な人物像が語られるブライアンジョーンズを「音楽家」として見た場合、僕の妄想はあ

          自然賛美の音楽家 想像の中のブライアンジョーンズ

          『庭仕事』メルヘンを探すひととき

           今年の夏は異常に暑い日が続き、かと思えば雨が降り続き気温がえらく下がったりと気候に翻弄されてばかり。それでいてまったく情けないことであるが、身辺に起こった様々なイヤな出来事が重く心ににのしかかり、気持ちが荒んでしまい貴重な休日を怠惰に過ごしてしまうことが多かった。そして日に日に庭の雑草どもは、グータラで覇気のない家主を嘲笑うかのごとくグングン成長していき、庭は荒れ放題。窓から庭を眺めると、丈高く青々と生い茂った雑草がふてぶてしく感じられ、苛立ちを抑えきれなくなる。 「ああ、

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          「元気の素」池波正太郎の〔食〕のエッセイ

          元気の素となるもの。人それぞれ色々あると思いますが、ボクにとってのそれは、名だたる文士による食物のことを書いたエッセイを読むことです。 どうもここ数ヶ月、職場での人間関係のゴタゴタが続き正直何もかもイヤになっていて、出勤するにも気が重く、休日も職場から開放された安心感に浸って、ただダラダラ過ごすだけという怠惰な日々が続いております。その状態が特に酷いときは、出かける前や休憩中などの僅かな時間を食のエッセイを読むことで、元気を出す活力源にしてなんとか乗り切っている感じです。

          「元気の素」池波正太郎の〔食〕のエッセイ