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超大型クルーズで地中海を巡る MSCワールドエウローパ乗船記②(乗船~船内設備)
こちらは前回記事の続編となります。
乗船
今回はイタリアのチベタベッキオ港から乗船しました。乗船当日、12:40ローマフィウミチーノ空港着の飛行機を利用しましたが、その日空港からクルーズ船までのシャトルバスを利用する乗客の中で、私たちが一番遅い到着客でした。シャトルバスを予約すると空港内のターンテーブルまで担当者が迎えに来てくれ、そのままクルーズポートまで直行するため大きなトラブルもなくチベタベッキオ港に到着することができました。ローマ市街地およびフィウミチーノ空港からチベタベッキオ港は距離があるため、乗船当日にローマに到着する場合はシャトルバスの利用がおすすめです。
クルーズポートには15時頃到着しました。チェックインは特に行列も出来ておらずスムーズに乗船することができました。チェックインの際、イタリア入国のスタンプを確認されるため、入国時忘れずにスタンプを入国審査官に貰ってください。
客室
今回客室は「Infinite Ocean View」を利用しました。こちらの部屋は、大きな開閉可能な大窓があるのが特徴的な部屋です。客室にバルコニーがない代わりに、ソファスペースが広く取られており狭苦しさを感じることはありませんでした。
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窓は大きく上半分が開閉可能で、特に朝の寄港地入港の際は毎日変わりゆく港町の風景を眺めることができました。冬場の旅行ということもあり、窓を開けるタイミングは今回あまりありませんでした。
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洗面所スペースにはリネン類のほか、リンスインシャンプーも設置されていました。日本のホテルのようなアメニティはないため、洗面用具は持参する必要があります。新しい船ということもあり、大変きれいな洗面所でした。ただ、時折シャワースペースから独特なにおいがしました。
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毎日2回清掃が入るため、リネン類はこまめに取り替えてもらえます。また、毎晩ドアノブに注文票を引っ掛けておくと翌朝部屋まで朝食を持ってきてくれました。
船内設備
超大型のプロムナードをはじめとして数多くの設備が船内にあり、船に戻った後も飽きずに楽しむことができました。その中でも今回の乗船で特に利用した設備は下記の通りです。なお、写真については一部MSC社のホームページから引用しました。
サーマルエリア
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サーマルエリアはほぼ毎日利用しました。エリア内には温水プールのほかサウナや岩盤浴等もあり、旅の疲れを癒すのに大変重宝しました。また、利用には事前予約が必要(電話もしくはカウンター)で、人気が高く希望の時間を取れないこともしばしばあったため、前日の早い時間に翌日の予約を行うようおすすめします。なお、サーマルエリアは子供の利用はできません。
シアター
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船内には3つのシアターがあり、2日おきに演目を変えて公演していました。公演を見るためには事前にMSCの公式アプリもしくは船内にある電光掲示板を使って予約する必要があります。予約は前日から可能です。
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一番収容人数が大きいのが、7階にあるワールドシアターです。サーカスショーやミュージカル、マジックショー等大人も子供も楽しめるような作品が上演されています。
もちろん、商業演劇のようなハイクオリティさはありませんが、多国籍な乗客のため、言葉で楽しむよりは視覚的に楽しむ演目が多く、毎公演多くの観客が入っていました。また、アナウンスでは英語のほか、スペイン語、イタリア語、フランス語での呼びかけも行われていました。
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ルナパークエリアでは、劇場がゲームセンターの中にあることもあり子供向けの演目を上演していました。子供向けということもあり観客参加型の演出も多く、後ろのモニタに顔が丸写しになったりします。苦手な方は2階席からの観覧がおすすめです。
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7階パノラマラウンジでは、ラテン音楽やジャズ等の生演奏とダンサーのパフォーマンスを楽しむことができます。毎公演最後には観客とステージで踊る場面がありました。かなり人気の高い公演ばかりで、良い場所から見るためには20分前には会場に入っておくのがおすすめです。
演目によって人気にはばらつきがあり、生演奏とダンスパフォーマンスを楽しめるパノラマラウンジの演目が特に人気が高く、予約可能になってから数時間で満席になっていました。ただ、演目開始後からはフリー入場になるため、満席になっていても立ち見であれば予約なしでも観覧ができました。
レストラン
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利用料金に含まれているレストランは6階にあり、クルーズカードに記載されているレストランを利用します。毎晩前菜、メイン、デザートの中から1品選び注文します。おなかが空いていないときは、それぞれスキップして注文することも可能です。
ドリンクはパッケージを頼んでいない場合毎食時追加する形で、最終日にまとめて清算します。ボトルワインを注文した場合、ボトルキープし翌日に持ち越すことも可能です。
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毎日メニューが変わることと数種類から選ぶことができるので、あまり飽きは来ず食べることができました。一方、旅程後半は度重なるヨーロッパ料理に胃が疲れていたこともあり、前菜とデザートのみやメインのみといった注文をすることも多かったです。また、テーブル同士の距離が近く、しばしば隣に座っている乗客とお話する機会もありました。
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船内には別途料金を支払い利用できるスペシャリティレストランもあり、乗船中日本食レストランの「海渡」を利用しました。こちらでは寿司や鉄板焼き、居酒屋メニュー等の日本食を提供しており、アサヒビールやキリンビールを飲むことも可能です。海外のクルーズとは思えないほどクオリティの高い寿司を食べることができました。料理人さん曰く、ハマチなどは日本から仕入れているとのこと。中東に住んでいることもあり、大変ありがたくいただくことができました。そのほか、メキシコ料理やステーキハウス、地中海料理などのスペシャリティレストランがありました。
また、あまり利用する機会はありませんでしたが、ビュッフェスタイルのレストランが船内に複数あり、小腹を満たしたりさっと食事を取りたいときには便利です。
そのほかの船内設備
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船内にはほかにも複数のプールエリアや土産物屋、巨大すべり台などもありました。乗船したのが真冬だったこともありプールやすべり台は利用しませんでしたが、家族連れに人気でした。超巨大客船とはいえ、航海中に大方船内は見て回ることができました。どの港から乗船したとしても、途中1日は終日航海日を挟むスケジュールとなっているので、事前に船内を見て回ってある程度検討を付けておき、終日航海日を使って体験するのがおすすめです。
船内の免税店では、ショパールやダミアーニといったラグジュアリーブランドのジュエリーや、Leicaのカメラショップなどがありました。ただ、品数はさほど多くなく、円安が進行する今、あまり船上で買うメリットはないかと思います。