案外、「テキトー」でも生活はまわる
こんにちは、らはです。
復職して少し時間が経ちましたが、自分でも驚くほど健やかに働いています。今のところ。
派手さはないけれど、ほどよく働き、ほどよく息子と向き合い、ほどよく"母ではない私"にも戻れる。そんな毎日です。
育休が明けてすぐにこのコンディションになれていたら、あの頃の小さい息子をもっと純粋に可愛がることができたのかもしれません。しかし時すでに遅し。あのとき無理してしまったことを少し後悔しながら、目の前の息子を全力で愛する日々です。(2歳目前の1歳児、毎日可愛さが爆発しています)
今回は復職後、私が意識的に心がけている3つのことについて語りたいと思います。
最近の私のモットーはこちら。
とにかく無理しない
迷ったらやらない
人に頼る
……バリバリ仕事に邁進していた頃の私が見たら、「意識低すぎか!!」なんて怒り狂いそうですが、今の私にはこの働き方がちょうどいいのです。
1.とにかく無理しない
復職後に最も心がけているのが、何事も無理をしないということ。「がんばります」という言葉は、もはや私のなかでNGワードと化しています。
もちろん人生のなかで、がんばることが必要な時期もあります。しかし今は、まずは家族全員、健康で生き続けることが最重要事項。そのためには、「がんばる」ではなく、「無理しない」戦略が有効だと思っています。
たとえば…
▼メリハリをつけて働く
以前は昼休み、平日の夜や土日、なんなら家族が起きる前の早朝にもメールやチャットを確認したり、残った仕事をしていましたが、今回の復職後からそれらを一切止めることにしました。
仕事につながるようなインプット(本を読んだり、ネットの記事を読んだり)をすることはあっても、就業時間外は仕事をしない、ということを徹底しています。
私の場合、こうやってオン・オフを切り替えることが精神的にもいいようで、今のところこのスタイルは合っているなと感じます。
▼ごはんの準備も無理しない
何かと負担になる毎日の食事の準備。朝は夫もいるので手分けできますが、平日夜のごはんは時短勤務の私が作らざるを得ません。
常に栄養バランスを考えて提供できればそりゃあ最高ですが、毎日となるとそれもなかなか難しい。
というわけで、作れる日はホットクックもフル活用しつつ作る。作らないと決めた日は、積極的にお弁当や冷凍食品も活用する。朝から「今夜はゴハン作らなくていい」と決めておくだけでも、少し心に余裕が生まれます。
また、最近イヤイヤ期真っ只中(と思われる)の息子。「昨日食べたものでも今日は食べない」「一口も食べたくない(バナナやヨーグルトなら食べる)」「5秒前まで食べてたけど、もう食べたくない」なんてこともザラにあります。
「これは息子も喜ぶはず!きっと食べてくれるぞー!」と嬉々として作ったものを放り投げられたりした日には、どーーーしても「せっかく作ったのに!」という気持ちになってしまうんですよね。
そんな勝手に期待して勝手にがっかりする状態を避けるためにも、今はまあ…食事はぼちぼちでいっか…と思っています。
▼看病も無理しない
保育園の洗礼がひと段落したとはいえ、やはり息子が体調を崩すときもあります。たいていの場合は、2~3日保育園を休むことになります。
時短且つ有給の日数が多い私が休んで看病したほうがいいのだと思いますが、ワンオペ看病が続くと、まーーーー疲れる。たいてい自分も風邪もらいますしね。
私の心身の健康を保つためにも、看病はなるべく夫婦で分担するようにしています。
また、自分自身の体調に関しても「無理しない」。風邪を引いたなと思ったら、週末までガマンせずになるべく早く病院に行く。以前は(リモートが多いこともあり)無理して働いていたんですが、そうするとやっぱり長引いちゃうんですよね…。初期消火、大事。
2.迷ったらやらない
無理しない、と心がけていても、ついつい「これ、私がやったほうがいいよなあ…」と思うことがたくさんあったりします。
たとえば夜の洗濯物たたみ。食洗器では洗えない食器の手洗い。プレイマットに散らかった玩具の片付け。保育園に持っていくビニール袋へのお名前スタンプ押しなどなど。育休明けて働き始めた頃は、眠たい目をこすりながらそれらの溜まった家事・育児タスクを片付けていたような記憶があります。
しかし、それらをやり始めるとキリがない。家事・育児系タスクって、消化したそばから次から次に沸いてくる。
だから、夫に時間・気力が残っていそうな日であれば、「これやったほうがいいんだろうな」と思ったことは極力やらず、夫に託すようにしています。
夫がやることもあれば、夫がやらないこともある。それでも、生活は問題なくまわっていく。そう、案外テキトーでも生活はまわるのです。全部ちゃんとしなきゃ人間の私にとって、これはひとつの発見でした。
3.人に頼る
これまでは、「やばい、もう限界だ」という状態になってから、夫や実母、義母にアラートをあげる、ということが多かったように思います。
しかしその状態まで我慢し続けると、ちょっとやそっとリフレッシュの時間をとったくらいでは回復できない。山火事になってからでは遅いのです…。
だからこそ、私自身が爆発する前に、うまく人を頼る必要があると感じています。実母・義母にもそう頻繁に来てもらうわけにもいかない距離なので、我が家は土曜保育も利用しています。
土曜保育の利用については、(ネットを見る限り)賛否両論あるように感じます。私も休職する前は「親が仕事休みの日に保育園に預けるなんて、保育士さんの負担だよね…ウチの園もダメなんだろうな」と思っていました。
しかし昨年うつ状態になり、土日息子と二人きりになるのが怖い、という時期がありました。土日に夫が仕事に出ることもあり、土日を迎えるのが憂鬱で仕方ない、というときも少なくありませんでした。
さすがにこれは妻のメンタルがマズいと思ったのか、夫が保育園に相談したところ、「ウチは土曜日もご希望があれば預かります、無理しないでください」との回答が。息子には若干の申し訳なさを感じつつも、夫が仕事の土曜日を中心に、時々土曜保育を利用しています。
土曜日に預けることに罪悪感がないといったらウソになりますが、そのぶんちょっと早めにお迎えに行ったり、日曜日はなるべく家族イベントを入れたりと、罪滅ぼしのようなことをしている私がいます。別に罪でもなんでもないのですが、なんでしょう、この土曜保育の罪悪感は……。いつか別記事で書きたいテーマです。
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全部やらなきゃ、ちゃんとしなきゃと思っていましたが、案外本当にやるべきことなんて、ごくわずかなのかもしれません。そして、手放すことで得られることっていうのもあるんだな。
子育てを始めてから、図らずも学ぶことがたくさん。「育児って本当に楽しいよね!」なんて嘘でも言えない私ですが、「なんだかんだありつつも、育児って楽しいのかもしれんな」ぐらいには思う今日この頃です。
さて、ぼちぼち午後の仕事に戻ります。
ご覧いただきありがとうございました!