ららチャイのスパイス効能 覚え書き
ららジュースで出しているチャイのスパイスの効能メモです。
この5種類を使っています。苦手なスパイスがあったら遠慮なく注文時に言ってください。オーダーメイド対応しています。
*カルダモン*
【五味】辛 【五性】温 【科名】ショウガ科 【帰経】脾、胃
【効能】リフレッシュ、消化、整胃腸、リラックス
カルダモンは「香りの王様」と言われる。すっきとした香りで胃腸の調子を整え、消化を促進する。持続的に脳の血流を増やすとも言われており、脳の老化防止にも効果的。
【注意】妊娠中の摂取はなるべく控えたほうがいい。
*クローブ*
【五味】辛 【五性】温 【科名】フトモモ科 【帰経】脾、胃、腎
【効能】消化、整胃腸、温め、消毒殺菌
体を温めることで胃腸の機能を高め、冷えから生じる症状を改善する。オイゲノールという成分を多く含み、強力な殺菌効果、鎮痛や解毒作用もある。そのため口臭消しや局所麻酔として歯科でも用いられている。
【注目】肉料理はもちろん、フルーツとの相性が抜群。
*ジンジャー(しょうが)*
【五味】辛 【五性】温 【科名】ショウガ科 【帰経】脾、胃、肺
【効能】整胃腸、活力UP、温め
体を温めることから、胃腸を活発にして胃を健康にする。血行を促すことで、冷え性対策にも効果的。発汗作用で風邪の引き始めの悪寒や解熱、節々の痛みを緩和する。発汗、利尿作用でむくみの改善にも効果的。殺菌効果も
高い。寒さや冷えによる体調不良の改善に効果が高い。
*シナモン*
【五味】辛、甘 【五性】熱 【科名】クスノキ科 【帰経】肝、脾、胃、腎、心 【効能】水分調整、温め、消毒殺菌
香りを楽しむ。独特の香りによって胃腸を活性化し、消化機能を高める。下半身を温めるので腹痛や足腰の痛みの緩和、月経痛など女性特有の症状にも有効。抗菌作用も高いため、風邪や吐き気の改善に有効。
【注目】シナモンに含まれるシナモンアルデヒドには皮膚アレルギーや口内炎を引き起こす可能性がある。
*スターアニス(八角)*
【五味】辛、甘 【五性】温 【科名】シキミ科 【帰経】脾、胃、腎 【効能】消化、整胃腸、活力UP、温め、リラックス
体を温めて新陳代謝を活発にする。胃腸の働きを高めて消化を促進することで、体内に溜まったガスを排出する。足腰が重いだるさの解消や冷えの対策に効能がある。殺菌抗菌作用があるため、咳止めや風邪薬として用いる。
【注目】アネトーネという独特の甘い香りが気の巡りをよくさせて気持ちを安定させる効果がある。
*ブラックペッパー(黒こしょう)*
【五味】辛 【五性】熱 【科名】コショウ科 【帰経】胃、大腸
【効能】消化、整胃腸、温め、消化細菌
強い辛みで食欲を増進し、胃や大腸を温めて食欲不良の改善など胃の調子を整える。ことで、体内に溜まったガスを排出する。足腰が重いだるさの解消や冷えの対策に効能がある。殺菌抗菌作用があるため、咳止めや風邪薬として用いる。
【注意】「温胃散寒」とは腹部を温めることで、腹痛を抑えるという治療方法。お腹の中から温める場合は、五性が「温」「熱」のものを選ぶ。コショウは「熱」であることから体を強く温めるので、のぼせ気味の人は控える。
参考図書:
『ハーブ&スパイス薬膳』監修:田村美穗香(2016年)メイツ出版
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