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なぜEUがESGに強いのか②
私たちにとってははるか遠くの海の向こうだが、連日報道されていたニュースがある。夏の暑さのせいで自然発生的に山火事が頻繁に起こっている。2022年も既にニュースになっているところもありそうだ。
暑さのせいで…
そんな終末映画みたいなことが現実に起こっている。数年前までは考えられなかったことだ。
2021年夏は、実際に画面を見ても信じられず、ただぼーっと流れるニュースを耳にしていた。
しかも、山火事で燃えるだけで終わりならまだ良いが(よくない)、その山火事が起こったことによる2次、3次被害として生態系の変化や食料不足などが挙げられる。ここまで来てしまうと、人間の生活とこの問題を切り離すのがいよいよ困難になってしまう。
(食糧不足で思い出したが、海に大量の泡や魚が突然大量死なども気候変動の影響の一例だろう。)
そんなことを考えられる時点で、実に人間本位的だなあと自己中心的な考え方だなあと軽蔑したくもなるが。
そこは一度置いておく。
気候変動問題。日本では、夏の猛暑がツライ…くらいのイメージだが、大幅な被害を受けているところは受けている。
そして、気候変動が進行していく中でヨーロッパ諸国がもっと困ること。
移民や難民の問題だ。
気候変動の影響は途上国等の国々の方が多大な影響を受けやすいと言われている。(熱中症対策の不完全さや衛生面などその他もろもろ)
そして西側では、気候変動の影響をすでに受けている。
もしアフリカの人たちが、自分たちの国地域が住める状態でなくなったら、どこに逃げるか?
それは明確だろう。ほとんど地続きで先進国ばかりのヨーロッパ諸国だ。
しかし、ヨーロッパ諸国からしてみれば、今でさえ難民や移民の受け入れを渋っているのに、これからもっとその頻度が増えるのは困ったものだ。
こちらもまた、気候変動の影響を受けていて自分たちの生活を守ることで精いっぱいなのに、さらに追加の試練とは…
何とか地球温暖化を改善して、その時が来るのを遅らせなければならない。
もう一歩いけるのなら、その間にアフリカ諸国も先進国に近づくことで、自国にいても何の不便がないような環境を整えてほしい。
そんな思いと中国の好きにはさせない気持ちがこもった一帯一路対抗策「グローバルゲートウェイ」
(話はずれていく一方だが、施策の設立理由としてはどんどん話が線になってつながっていくのが面白いところ)
グローバルゲートウェイの詳細はどうなるのかはわからないが、あまり歓迎されていない様子もちらほら伺える。
「まだ、一帯一路の方がましだー」だの「あれを超えるものでなければ意味がないー」と言われていたりする。
この話は詳細が明らかになったときまで取っておこう。
まあ、とにかくヨーロッパ諸国がもろに気候変動の影響を受けている。
自地域の存続を最優先に考えた結果、ESGに対して早々と対応していることにも納得がいく。
それが、EUがESGに強くなってきた理由の一つなのではないかと思う。
① もともとルール作りが上手だったこと
② 自分たちが何とかしなければ、後々首が締まってしまうこと