見出し画像

映画:ボヘミアン・ラプソディ

「クイーン」のフレディ・マーキュリー、その波乱万丈な人生を描く伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』をテレビで観ました。
80年代のウッドストック(実質ははるかに大規模なものだった)とも呼ばれた「ライヴエイド」の主役は、クイーンであったことは間違いないです。
確か、自分の高校時代の英語リーダーの教科書のに、ライブ・エイドの記事があったように記憶しているのですが、記憶違いかもしれません。ボブ・ゲルドフが尽力したことだけ覚えています。クイーンのことは、あまり触れられていなかったように思います。

映画では、フレディが父に伝える「善き思い、善き言葉、善き行い。 パパが僕に教えてくれたことだ」がとても印象的な言葉でした。
名曲「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞は、解釈は人によって違うと思いますが、冒頭で「ママ、人を殺しちゃったよ」「ママ、人生がいま始まったんだ」がとても印象的です。パパではなく、ママです。男の子にとって、ママを裏切ることは、通過儀礼のひとつとも言われます。
フレディにとってパパは、「善き思い、善き言葉、善き行い」に象徴されていたのかも知れません。彼は、自分なりのやり方で表現し、実行しました。

ステージの上でのフレディは、まるでサバンナの王者ライオンのように、野心的で、支配的で、強い意志を持っています。まさにロックスターであり、音楽に対する姿勢も、物怖じをせず、既製の概念に囚われず、向学心があります。しかし、プライベートではセンチメンタルで病みしがりやな一人の人間です。いつも誰かにそばにいて欲しくて、バンドメンバーを家族のように思い、両親のことも慕っていました。熱く、厚い人なんです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?