音楽:ダイヤと錆
Judas Priestがカバーした曲で、「Diamond and Rust」があります。オリジナルは、女性ミュージシャンのジョーン・バエズの楽曲です。哀愁漂う悲しげな曲調が印象的です。音階が、イングランド民謡のグリーンスリーヴスに近いような気もします。
一般的には、ジューダス・プリーストよりも、バエズのほうがよく知られているかもしれません。ただし、世代によるでしょうか。バエズのキャリアは60年にも及び、フォーク界に多大な足跡を残しました。ブレイク前のボブ・ディランを紹介し、1969年にはウッドストック・フェスティバルに出演しました。ボブ・ディランをはじめ、様々なミュージシャンの曲をカバーしています。
原曲がいいので、カバーもいいという感じでしょうか。アグレッシヴなアレンジとは裏腹に、歌詞は、とてもセンチメンタルでノスタルジックな内容です。憂いのある内容が、ロブ・ハルフォードの声とマッチしており、原曲の良さを引き立てています。