音楽:ビートルズとインド
インドの音楽が好きになったのは、やはりビートルズの影響が大きいと思います。彼らの活動の中期くらいには、ジョージ・ハリスンが東洋の文化に興味を持ち始め、当時の時代背景もあいまって、ビートルズの楽曲にインドをはじめ東洋の音階や楽器が持ち込まれ始めます。何がすごいかというと、やはりエッセンスを取り入れつつも、自分たちの音楽にしてしまっているところです。
ここでいつも思うのが、イギリス人の加工の才能です。イギリス人の島国根性というのでしょうか、異国や異文化への憧れが強く、それを真っ先に取り込み、芸術の域まで作り上げる多彩さには脱帽させられます。イギリスといえば、保守的で伝統的なイメージの強い国ではありますが、音楽に関しては超”加工”上手ではないでしょうか。産業革命以来、鉄道や電信など文明の利器についてもその才は発揮されていたようです。