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「昼顔」という映画を見てきました。

仕事にも人付き合いにも、色々なことに疲れてしまって、なんでもいいから映画見たくて上映作品をチェックした。もともと映画を沢山見たくて、映画館のある街に引っ越してきたのに、最近はすっかり忘れて、Huluばかり見ていた。そうだ、映画で現実逃避だ♪とチェックしたものの、目ぼしいものが見つからない。

「昼顔」という映画がダブル不倫の上に破局して、もう二度と会わないと約束した不倫相手と再会…というストーリーと知り、くだらなそうでいいかもと、見ることにした。ポイントデイで安かったし。

で、この映画、知らなかったけど、ドラマのリバイバルらしい。ドラマも上戸彩と斎藤工だったのかどうか知らないけれど、斎藤工は声が萌えるのでちょっと楽しみ。でもどうせ二流のどうでもいい作りなんだろうなぁと期待していなかったら、これがけっこうちゃんと作り込んであった。

ところどころ突っ込みどころ満載なのと、「おいそりゃないだろう」という不可思議なショットに笑いそうになる(もちろん笑うところじゃない)が、それでもけっこう呑めり込んで見てしまった。

斉藤工の奥さん役・伊藤歩がド迫力で、「人の旦那を寝取るとこういう怖い奥さんに睨まれるんだ」とマジ怖かった。

「私は何も悪いことしてないのに悪者になってる!なぜ?」

というセリフには共感。ほんと、彼女何も悪いことしてないのに、般若みたいに怒りまくって、まるで悪人のようだった・・・かわいそうに(苦笑)。

海辺のカフェのマスター役・平山浩行のリアルな男臭さもよかったし、何よりここの厨房で働いていた女A・吉瀬美智子の存在感が半端なかったです。ストーリー展開上、重要な役どころではないのだけれど、いいお芝居見せてもらった…と満足できる感じ。ウェイトレス役の女の子もよかった(名前がわかりません)。

「不倫は恋とは違うっしょ、ださ」が刺さりました。

斉藤工は雰囲気がすごくあって、おまけに声が低めのソフトボイスなのでうっとり感MAX。上戸彩ちゃんもがんばっていたけれど、スクリーンの前ではごまかしがきかないので、演技力不足が気の毒でした。でも、時々浮かべる儚げな表情はよかったです。

「自分が裏切ってきたから、人を信じきれないの」

というセリフにハッとしてしまった・・・。自分のことを振り返ってみると、恋愛をするといつも相手が信じられなくて、疑ってばかりいた。それは、人を裏切ることを自分が知っているからなんだと、上戸彩ちゃんのセリフで気づかされました。この脚本家は誰なのか、気になる~。

というわけで、日常に疲れて適当に観た映画にしては、すごく面白かったです。期待してなかったからよかったのかな?


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