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片付けるは愛でる vol.1

昨年(2023年)は、猛烈に実家の片付けをしていました。
2023年の立春の日に、それまで暮らしていた九州の離島から、実家のある神戸へ引っ越した理由は(大きく)2つあって、実家の片付けをすること、そして、家に暮らすこと。

実家には長らく母がひとりで暮らしていたのだけど、老齢(70代後半)になると一軒家のひとり暮らしは何かと不具合が出てくるらしく、数年前から母は快適なマンション暮らしを始めていて、実家はたまに帰って風を通す程度、となっていました。人が暮らしてこそ、家は喜び生き生きとする。長年離れてはいるけど実家には愛着があり、なんとなく自分が暮らしてみようかな、と思い始めたら、するするとそういう流れになり、果たして昨年神戸へ。

二十歳過ぎから、国外や県外で暮らしていて、神戸暮らしはずいぶんと久しぶり。変わった風景もあるけれど、坂を登っていく先にこんもりとした山が見えるととても安心するし、海の方からは潮の香りがふわりと漂ってくるのも懐かしい。「山と海に挟まれた風通しの良い街」という印象はやっぱり変わらなくて、神戸は暮らしていてとても心地よい場所です。

さて、愛着ある実家で暮らすことを始めた私は、もうひとつの大きな目的、実家の片付けをすることに早々に着手。元々、そうじや片付けは苦にならず、暮らしの中の習慣として私の好きなこと、でもあります。猛烈な勢いで片付けを進める私に、友人のちいさん(聴く人、であり、ことばの人)が「リエリンにとって片付けること=愛でることなんだね!」と伝えてくれた。それを聞いて、そうかもしれない!と初めて気づいたし、なんだか嬉しかったことを今もよく覚えているので、タイトルにしてみました◯

このシリーズでは、実家の片付けのこと、片付けながら感じていること、などを綴っていこうと思っています。

よろしければ、どうぞお付き合いください☺︎

2024年6月21日 
夏至の日に


実家の片付けをしながら愛でていく記録をinstagramでマイペースに更新中。
「オリオン貿易」
時代と人々の手を経てきた古いもの。主に、祖父母の時代のものや父母が愛でたもの。時々、私たち姉妹がどこかで出会ったものなど。よろしければ、ぜひ、お立ち寄りください○


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