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好きに正直に生きる

みかんのバイトで知り合った外国の子が、日本語を勉強したいみたいでちょこちょこ連絡をくれる。

私からしたらすごく上手に話せているように感じるけど、本人はまだまだです、と言う。

その子が先日電話中に、日本語でとても大切なメッセージをくれた。


『好きな場所へ行って
 好きなものを見て
 好きな人たちと会って
 好きな仕事して
 たくさん、遊んでください
 人生は、一度だから』


母国語でもなく、英語でもなく、日本語で言ってくれた。
電話の前から準備していたとは思わなかった。
その時、話の流れで言ったのだと思う。

それでもすごく上手に、そして母国語でなく日本語だからこそ、一つ一つの音をしっかり発音して、丁寧にゆっくり話してくれて、想いが言葉に乗っかってものすごく伝わってきた。


本当に大切なメッセージだ。
ヨガや仏教では輪廻転生すると考えられているし私もそう考えているけれど、この身体である私の人生を生きれるのは、一回ポッキリ、今回だけなのだから。


この言葉を受けて、自分に問いかけてみた。

一分一秒だって無駄にできない、とよく言うけれど、無駄にするとはどういうことか。

自分の心にある「好き」を、無視して生きることではないだろうか。

私は、本当はこうしたい、の後に、「でも」をつけて「やらない」を選択してしまっていないだろうか。

もちろん、自分の体の状態で今は諦めなければいけないこともあるかもしれない。
だからこそ健康でいることは何より大切なことだ。
さらに人間は社会で生きていくものだから、必ず他者と関わって生きていく。
家族やパートナー、周りの人の状況や関係性、そして自分が身を置いている環境によって、「やりたい」を今すぐに「やる」とはできないことは多い。

それでも自分の気持ちに蓋をするのは違う。
好きなら好きでいいし、やりたいならいずれやる時のために計画して、準備しておけばいい。


好きを蔑ろにするのはやめよう。
好きを無視して生きていると、ろくなことがない。
やりたくないことばかりをやることに慣れてしまうと、知らず知らずのうちにストレスは蓄積され、それでも好きなことを疎かにしていると、ストレスは解消されることがないので不調が出始める。
それでも気付かず放っておけば病気になる。
病気のほとんどの原因がストレスから来るのだ。

(私は心に蓋をするとハートチャクラが大変なことになる)


もちろん、好きばかりを優先してそれだけを見ているのも危険だ。
でも、人間の心は面白いもので、自分の「好き」を選択すると、必ずすぐ後ろにくっついている「嫌い」にも気付くことができる。

ちなみにこの大切なメッセージをくれた子は
「好きじゃないことは続けられない」
と言って笑っていた。
それでいい。それがいい。

自分の「好き」を知ることは「嫌い」を知ることにもなるのだ。
自分をよく知ることは幸せへの近道になる。

好きに正直に生きていたら、どんな選択もどんな結果も、この人生の経験として無駄にならない。


反対されても軽蔑されても失敗しても壁があってもそんなの知ったこっちゃないと好きに真っ直ぐでい続ける人はかっこいい。
バカがつくほど好きなものがあることこそがかっこいいのだ。

反対してくる人、軽蔑してくる人、失敗を笑う人ってあなたに何をしてくれるの?
そんなものに自分の人生を委ねてしまうのはもうやめよう。


好きな人には好きと言おう。
好きなものに真っ直ぐでいよう。
周りの目も世間体も気にしている場合ではない。
明日が来るとは限らないのだ。
明日が来ないと思ったら、今、動くしかないだろう。

私たちはこの命が有限であることをすぐに忘れてしまう。
常に覚えておくべきことだというのに、いつ何が起こるかわからない時代の中悠長に過去や未来ばかり見て今を蔑ろにしてるのが私たち現代人だ。
今もどこかで尊い命がこの世界から消えている。
明日やろうはバカ野郎だ。

伝えたいことがあるのなら、今、伝えるべきた。
やりたいことがあるのなら、その方向へ今すぐ舵を切るべきだ。


いつか死ぬその時は、やりきったと思いたい。それがいつであっても思いたい。
好きに正直に生きたこの人生を、「あ〜この人生好きだったなー」と、思いたいのだ。

そのためには、今すぐに、好きに正直に、動くしかない。

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