最近の気になるニュース(2022/4/3)
最近の気になるIT関連のニュース/特集を記載していきます。
アクセンチュア過重労働に潜むコンサルの業界悪、残業が消えない真の理由
ACが月140Hの残業をさせたことで、書類送検された関係の特集記事です。
本記事では、コンサルの残業過多の要員を以下3つに分類しています。
(1)課題難易度が高い
(2)自身の能力が低い
(3)組織/上司の能力が低い
課題難易度と能力のギャップ×責任感×競争心の兼ね合いで残業をしたり、上司のPJ設計能力の低さで残業をしていると筆者は主張しています。
また、実行フェーズを行うコンサルの場合は、所謂SI企業のデスマーチと同じ状況が起きることもあるようです。
ACは働き方改革をすすめていたが、上記(3)の理由で、PJ単位ではまだ働き方改革が徹底できていなかったため、今回の事案が起きたと筆者は主張しています(上記(2)ではなく)。
私感としては一定理解できるものの、なぜ上記(2)ではないといい切れるのか、根拠が薄いと思われました。
ダイキンがデジタルツインでロス削減
デジタルツインがDXの新たな潮流に
製造業以外(建設業で竹中工務店、流通業で三越伊勢丹)でもデジタルツインが導入。ガートナーは今後3年程度で期待のピークに達すると説明。
デジタルツインの利点は、「データ可視化しやすい」「未来予測が可能」という2点。
安易な学びは大けがのもと、みずほ銀行がグーグルと提携する当然すぎる理由と成否 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
みずほ銀行がグーグルと提携(3月下旬発表)。AI活用したデジタルマーケやGCP基板としたプラットフォーム構築など。
他行では三菱UFJがAWS利用メイン、三井住友フィナンシャルグループがマイクロソフトと戦略提携しているなか、みずほはグーグルを選択。
ただ、みずほは上記だけでなく、DXについてもグーグルが蓄積したノウハウや開発プロセスを導入し、企業カルチャーも変革を狙っている(ここまでは他行にない)。
本記事では、AI・企業カルチャー変革も必要だが、今のみずほは監視・運用体制の整備が最重要課題のため、グーグルからまず学ぶべきはSRE(体系化された運用体制)であると述べている。
なぜヤマダとドコモは銀行を持たないのか、「組み込み型金融」という選択肢
なぜヤマダとドコモは銀行を持たないのか、「組み込み型金融」という選択肢 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)
ヤマダHDは住信SBIネット銀行のBaaS活用して、2021年にヤマダNEOBANKを開始。ヤマダHDのアプリ利用者向けに、預金や決済、融資サービスを提供。アプリ操作でATMの利用も可能に。
傘下にヤマダ電機、大塚家具等も抱えるので、住宅ローンに家具や家電の購入資金を組み込むことも可能に。
エンベデッドファイナンスでは、銀行のAPI活用が必須だが、デジタル知見もたない事業者向けに、FinatextHDやインフキュリオン等のイネーブラーが存在感を示す。
銀行免許を取得せずに金融サービスを提供できるので、直販(銀行登録する)よりも、スピーディーかつ初期投資やランニングコスト削減が可能に。
ドコモも三菱UFJのBaaSを活用し、2022年中にドコモユーザー向けにdポイントがたまる口座提供開始予定。SBがPayPay銀行、KDDIがauじぶん銀行、楽天が楽天銀行を展開するなか、ドコモも金融サービス提供に。
セブン銀行もスマートプラス(FinatextHDの一つ。スマホ専業証券)と共同で証券サービス提供予定。銀行と証券の違いを感じさせないUIUXを提供。
各社ともにエンベデッドファイナンスの活用は、あくまで本業を伸ばすためのシナジー発現に重点をおく。