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テスラ、Q3納車台数発表後の株価下落(CNBC中継)
日本時間の昨夜、テスラのQ3(7~9月期)の納車台数が発表されました。中国での売上増による追い風はあったものの、マーケットの予想値には届かず、株価は前日比でマイナス3.49%となる249.02ドルでマーケットを引けました。
発表された納車台数は、46万2890台と、前年同期比6.4%増ですが、アナリストの予想の46万3900台には届かず、という結果となっています。
以下は、納車台数発表後にCNBCのフィル・ルボー、ジム・クレイマー、デヴィッド・フェイバーの3人によるライブ中継を記録したビデオですが、冒頭でフィル・ルボー氏が「テスラ株の大きな反応は今日は見られないでしょう。」と言っている先から、会話の最中に株価が下落していることが確認できます。とはいえ、普段からボラティリティの高い銘柄であることから、投資家にとっては、「大きな反応は見られなかった」といえなくはない1日であったかとは思います。引き続きカタリストは続きますので、注意して見て行きたいと思います。
(1)ディスカッション
[フィル・ルボー](CNBC)
テスラの納車台数は予想通りの46万2,000台で、これは見積もりにかなり近い数字です。そのため、テスラ株の大きな反応は今日は見られないでしょう。テスラが前年同期比で売上増を報告したのは、第4四半期以来初めてです。昨年は、納車台数がほぼ同じ水準でしたが、今回は予想されていた46万2,890台という結果になりました。第3四半期には47万台を生産しています。なお、テスラの第3四半期決算発表は23日の取引終了後に予定されています。再度お伝えしますが、テスラは予想通りの46万2,800台の納車を記録しました。それでは、お返しします。
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[デヴィッド・フェイバー](CNBC)
フィル、先ほどの会話に関連して話を広げたいと思います。ジムが言っていたのは、EVの増加がいつガソリンの需要に本格的な影響を与えるのかということです。その時点がいつになるかは分かりませんが、現状、世界全体のEV保有率はまだ非常に低いですよね。
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[フィル・ルボー](CNBC)
世界的に見て、中国での成長が内燃機関(ICE)車の需要に影響を与えているのは確かです。中国は世界最大の自動車市場ですからね。しかし、アメリカではまだその影響がはっきりと現れているわけではありません。販売されている車の約9%がEVで、ICE車は市場全体の79~80%を占めています。ハイブリッド車は11~12%程度です。確かにICE車市場はゆっくりと縮小していますが、まだEVが「もうICE車は必要ない」と消費者に訴えかけるような状況には至っていません。そのため、ガソリン需要が急激に減少しているわけではないという状況です。
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[ジム・クレイマー](CNBC)
フィル、これが自動運転や重要な発表に関する話題に入る前の最後のトピックになるのでしょうか。正直言って、フィル、今回ほど多くの人が期待している日はあまりないと感じています。この日を待ち望んでいる人たちの興奮は本当にすごいものです。
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[フィル・ルボー](CNBC)
そうですね、皆が注目しているのは2つの理由からです。まず1つ目は、イーロン・マスクのロボタクシー構想について、より具体的な情報が得られることです。「いつかはこれらの車が登場して、私たちを道路に送り出すだろう」という話はもう何年も聞いてきましたが、正直なところ、それだけではもう市場に大きな影響を与えないでしょう。来週の発表で人々がイーロン・マスクから聞きたいのは、まずAとして、車がどのようなものになるのかです。すでにいくつか情報が漏れていて、デザインが少し変わり、マイクロカーのような形になる可能性があるといった話もあります。そしてBとして、実際にいつ市場に出てくるのか。ただし、全世界に広がるわけではなく、ジオフェンスが設定された地域での展開になると考えられています。彼がこの成長についてどれだけ明確な見通しを示すかが注目されています。
次に、もう1つ注目されているのは、低価格車の市場投入に関する情報です。モデル3やモデルYの需要が高い理由は、やはりその価格設定にあります。EV市場は、低価格帯の車に向かっているのは明らかです。もしイーロンが「さらに低価格のモデルを発売する」と明言し、それについて明確な情報を提供すれば、株価が上昇することも十分に考えられます。しかし、やはり注目されているのはロボタクシーに関する詳細です。
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[デヴィッド・フェイバー](CNBC)
では、サイバートラックは大きなミスで無駄な時間だったのでしょうか?
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[ジム・クレイマー](CNBC)
サイバートラックの数字は好調です。
[フィル・ルボー](CNBC)
今のところ、モデル3やモデルYほど大きな存在感はないですが、生産や納車は確実に増加しています。実際、車を走らせていると、これらの車が以前よりも目につくようになっています。EVが多く導入されている地域だけでなく、予想外の場所でも少しずつ見かけるようになっていますので、決して失敗とは言えません。ただ、低価格車を求める市場の動きに対して、彼らが違う方向に進んだのは確かです。だからこそ、イーロン・マスクは第1四半期に「低価格の車を出さなければならない」と方向転換しました。そして、それが第3四半期の結果発表で期待されている内容です。
[ジム・クレイマー](CNBC)
実際、7月の販売台数でマスタング・マッハEを上回りました。来週の発表でも、再び注目されることでしょう。
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[フィル・ルボー](CNBC)
そうですね、確かに成長しています。そして、多くの人が「モデル3やモデルYほど大きくはならないだろう」と言うのも理解できます。もともとそれほど大きな規模を目指していたわけではありませんし、最終的にどこまで成長するかは誰にも分かりません。彼らの目標は年間25万台ですが、実際にそこまで達するかはまだ分かりません。ただし、生産と販売が着実に伸びているのは明らかです。
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(2)オリジナル・コンテンツ
オリジナル・コンテンツは、以下リンクからご覧になれます。
尚、本投稿の内容は、参考訳です。また、意訳や省略、情報を補足したコンテンツを含んでいます。
CNBCより
(Original Published date : 2024/10/02 EST)
[出演]
CNBC
フィル・ルボー(Phil LeBeau)
ジム・クレイマー(Jim Cramer)
デヴィッド・フェイバー(David Faber)
以上です。
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だうじょん
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