組紐とは
糸を1本以上、数十本を一単位にし、それを三単位以上、一定の組み方にしたがって交互に交差させてできる紐を組紐という。
組紐の特徴は、単位となる繊維が必ず斜めに交差していることである。糸の交り目を締める為にヘラで打ち込むことがあるところから、打紐ともいわれる。組紐は、平たく薄手の平組、丸くした丸組、四角にした角組など形から区別される。
組み方には、最も簡単な組紐をもつ単位が三本の三つ組、四つ組、八つ組、丸唐、丸源氏、」ゆるぎ、平唐などがある。単位を増し、組み方を変えることによって、複雑な組紐が出来、単位も300を越えるものもあり、組み方も100種以上あると言われている。
紐の種類
裁つ紐 裂・革・紙などで細く裁った紐。
絎け紐 裁ち紐を絎けた紐。
束ね紐 糸などを一列に並べて糊などの接着剤で固めた細紐。シデ紐、平紐ともよばれ雑用紐がこれである。
撚り紐 糸などの繊維類を何本かにまとめて撚った丸紐
編み紐 一本あるいは数本の糸の単位を、一定の結び方で細巾、又は細丸に結び続けて作った紐。結びの連続であるため、組紐や織紐のように、各単位が密着せず、すき間のある紐である。
織紐 糸などの繊維類を1本以上数十本まとめて杼類を使い、経緯を定めて直角に組成した紐。細巾の織物である。美術品や骨董品などの箱の紐に多くみられる。
組紐 糸を1本以上、数十本を一単位にし、それを三単位以上、一定の組み方にしたがって交互に交差させてできる紐を組紐という。
糸の種類
帯締めに使われる糸には、材質や染色によって色んな種類がある。
材質 絹、人絹、化繊(テトロン、ナイロン、ビニロン等)金属繊維(金糸、銀糸、ラメ糸)
染 無地、ぼかし、ろうけつ、レインボー
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