世界は誰かの仕事でできている
「世界は誰かの仕事でできている。」
この言葉、一度は聞いたことがあるのではなかろうか。
缶コーヒーでお馴染みのジョージアのCMのコピーであり、「言葉にできるは武器になる」の梅田悟司さんが作った言葉だ。
今日、なんだかふとこの言葉を思い出した。
なるほど、辺りを見渡してみると、確かに紛れもなく世界は誰かの仕事でできている。
わたしがこうして飲んでいる日本酒も、 兵庫の酒蔵さんが汗水垂らして作り上げた結晶であるし、こうして飲んでいるグラスも誰かが作ったもの。
家の中にある家具も家電も電子機器も、誰かの仕事によって作られたものだし、わたしが身につけている服も、あるいは下着だってそうだし、言わずもがなこの文章を打っているiPadだって某IT企業に大量生産されているものの一つだ。
全ての物事の裏側には誰かの「仕事」があって、そうであるならば「(この)世界は誰かの仕事でできている」と言ったところで1ミリの疑いもない。
世界は、社会は、経済は、循環している。
誰かが支え、誰かに支えられ。そうやって持ちつ持たれつしながら、今日も世界は回っている。
そうであるならば、わたしもわたしで自分の仕事で世界を作っていかなければならないし、自分を支えてもらっている数多ある仕事に感謝の念を寄せなければならない。
また、このコピーができたのはもう何年も前だと思うが、こうやって衝撃波が残り続けていることは本当に偉大だと思うし、これこそ世界を再構築し続ける威力のある仕事なのだと思う。
わたしは自分のやり方で、世界をつくっていく仕事(何をどこまで仕事と定義するかという話もあるけれど)をしていくぞ、と思った日曜日の夜です。
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