「好き」 という気持ちが一番尊い
「今夜くらべてみました」という番組で、「モーニング娘。を愛しすぎる女」という特集が組まれていた。芸能界でモーニング娘。を愛しすぎる女達が、我を忘れてモーニング娘。への愛を語る、そんな一時間。
なんだか、とってもいいなあと。そんな感想を抱いた。
わたしはモーニング娘。のことはなんにも知らないのだけれど、「わかる!!!」と深くテレビに向かって頷きながら見てしまった。
例えば、指原さんが言っていた「この女の子が徐々にこの歌のセリフに緩急をつけていく、こんな歌い方もできるようになったの!というその変化感に感動する!」という言葉。
もう、「わかる!!!」でしかない。
わたしが好きなのはKPOPアイドルなのだけれど、一つのグループを追って見ていると必ずその変化感を目の当たりにする。最初は躊躇いがちだったこの子がこんな表現もできるようになるのか、とか。この音域までしか出なかった子が、こんな高い声も出せるようになったのね、とか。あんなに可愛らしいコンセプトで売り出していた子達がこんなに成熟した大人の女の魅力を表現できるようになったのね、とか。
そんな楽しみがあるからオタクはやめられない。(たぶん、わたしはオタク気質がとても強い。)
そして、そういう「何時間でも語ることのできる尊いもの」があることってとてもとても素敵だなと思うし、自分が興味のないことでも誰かが熱を持って語るのであればいつまででも聞いていたいなと思う。自分の好きなことであればいつまででも語ることができるし、他の人の好きなものの話であってもいつまででも聞いていられる。いつまででも話してほしい。
ああやっぱり、「好き」っていう気持ちに勝るものなんてないのだと思う。
この世で一番尊い感情は、何かを心の底から好きだと言える感情なのではないかと思う。人によって「好き」が向く方向が全然違うから面白い。
こういう風に「好き!!」が溢れ出して止まらない番組を見るのは本当に面白いなと思うし、自分の友人にも惜しみなく「好き」を語ってほしいなと思う。そんな話を聞きたいなと思う。
あなたが目をきらきら輝かせながら語れることはなんですか?
その対象が何であっても、その感情はとっても尊いことだなあと思うのです。
それにしたって、なんでモーニング娘。には 「 。」 がついてるんだろう。
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