
お花を生けるとき、大切にしていること
こんにちは、今日はこんなタイトルでお話をしてみたいと思います。
私がお花を生け始めたのは2018年のこと。
挿したこともないところから、フラワーアレンジメントレッスン体験に行きそれは始まりました。
師匠の挿し方、挿す順番、あらゆるものを目の前で、そして動画で見て真似て覚えました。
私は作品を作るとき、一つの作品に全エネルギーを集中させます。
普段、人目を気にして生きてますがお花を生けるときだけは意識が自分に、そして花材に向きます。意識的にそうしているわけではなく自然とそうなっているんです。
花材と向き合いながら、対話している感覚。
お花を生けたことがある方、はたまた生けることをお仕事としている方、人それぞれだとは思いますが挿しているときって何を考えながら生けていますか?
この問いにすぐに答えられた方は普段から心身が研ぎ澄まされているように感じます。
私は何を一番大切にしてお花を生けてるのか?を言葉にしてみると
「主役はあくまでもお花にある」
「花材の個性を活かす生け方」
「お花の向きは正確に、そして適材適所に」
です。
フラワーアレンジメントを作るとき、目的は一つではないと思います。
友人に贈る、注文を受けて制作する、お家に飾る、母の日、父の日、お祝い、お別れ、空間装飾など…
用途は違えど、そこに在るものってお花なんですよね。
特に生け込みは作る人が目立つのではなく、お花を主役にし目立たせる。
私はいつもそう思いながら作っています。
これは技術的なことにも繋がってくるのですが、例えばお店でバラを数本買ってきたとします。買ってきたバラを並べてみると一本一本全て違うのです。ステム(茎)が真っ直ぐなものもあれば曲がってるのもある、花の輪郭だって違う。
作り手は、この花たちが美しく見える魅せ方をしてあげればいいと思う。
何が言いたいかというと、個性を潰して自分(作り手)の型にはめないこと。
人間だって個性の集まり。少し違うだけで仲間はずれにされてしまうことがある…意味を持って生まれてきたのに。
右向け~右!でみんな同じ方向で何が面白い?
曲がってるものをむりやり真っ直ぐにして何が面白い?ってことです。笑
お花も、曲がってるステムがあるから面白い。
その曲がりをいかに生かしてあげられるか?
じゃ、どうやったら個性を生かしてあげられるの?
作り手が技術を磨く!引き出しを増やすということ。
これだと思います。
例えば、バラのステムは直線で葉を取ればなお直線ですよね。
それをデザインに組み込んだら単調で寂しく見えてしまう。では、その単調のものにどんな花材を合わせたら相乗効果が生まれるか?
といったことを考える。蔓系の葉?枝?など。
その子を変えずとも、葉を加工して見せ方を変えるという方法だってあるのです。

今回はお花を生けるとき大切にしていることを書いてみました。
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