銅鍋。
ふと欲しくなって、雪平鍋を買ったんですけどね。台所に調理器具を増やしたくなく、長い間迷っていたのだけど。
ずっと母から貰ったステンレス製の鍋を使っていて。40年くらい前のアメリカ製だからしっかりしています。多層でシチューやスープを作るのにとても良く。密封できる蓋なので、少し煮て火を止めても余熱で具材が柔らかくなります。
ただ、日本料理に多い「炒め煮」とか「煮切る」というのはやりにくくて。炒め煮にはフライパンを使っていたのだけど、ちょっと。
そこで雪平鍋を使ってみたら!思ったよりも火の通りが早く、煮物も良い感じで仕上がります。どうしてもっと早く使わなかったんだろう。学生の頃に使っていたけど、持ち手がぐらぐらして処分してしまった事が悔やまれます。
金属鍋の良さに目覚め、昔買った銅の小鍋をどうにかしようと思い立ちました。今はネットで調べればすぐにお手入れの仕方も分かるから便利です。クエン酸液でパックして磨くと蘇るのだそうで。お酢で代用してみたところ、ピカピカになって感激!
この銅鍋で調理をしたら、酸性のものでもないのに苦くなった事があって。銅中毒を心配して青菜や卵を茹でるくらいしか使っていなかったのですが、銅鍋で沸かしたお湯が美味しいというのでやってみたところ、これで淹れた紅茶もコーヒーも、凄く美味しくなって驚きました。ほうじ茶も、えぐみが無くなってとても美味。
直径13㎝ほどの片手鍋、横浜の東急ハンズがビルだった頃の昔に買った物。内側の錫引きは下半分が無くなり、赤い銅色になっています。錫を引き直す修理ができるというけれど、買った時の価格を超えそうだし。でも錫引きしていない銅鍋もあるので、たぶん気を付けて使えば大丈夫なのではと思い直し、大事に使おうと思います。
銅鍋がこんなに蘇るのならばと、古いホーロー鍋の手入れの仕方もネットで調べ。これは重曹を使うのね。卵を茹でるのに使っていたから、内側にカルシウムなのか膜が張ってしまい、何をしても落ちず諦めていたのです。重曹を入れたお湯を沸かし、メラミンスポンジで擦る、というのを繰り返したらけっこー綺麗になりました。
このホーロー鍋は横浜ジョイナスの雑貨店、アフタヌーンティーで買ったんだっけ。だいぶ古びていたので買い直したくても同じデザインのものは見つからず、気に入るのもなかったから、蘇ってくれて嬉しいです。
大事に使えば一生ものかもしれません。実店舗で買った道具は思い出もセットになるから良いですね。ネットだと思い入れも無く簡単に買い替えてしまいそう。これからも大切にお手入れをして、使い続けようと思う今日この頃。
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