推しの話をするとしよう:望月千代女編
かつては配布サーヴァント故の宝具レベルの上げやすさの差から(持っていれば)両儀式(アサシン)の下位互換などと言われていたのを見たことがござるが、二重特効の獲得により火力強化、ひいては明確な差別化がされ一安心万々歳世はなべてこともなしでござるなお館様。これにて拙者は炬燵に帰還ーーなどヌクヌクしていたら突然の両儀式(アサシン)強化ぶち込み案件に慌てて筆を取った次第でござる(二ヶ月ぶり二度目)
強みと弱み
強み
W特効がハマった時の爆発力
片方はデバフで自分で付与できるので相手が魔性特性持ちならほぼ確定。
状態付与タイプの特攻なので宝具以外にも乗り、単体宝具持ちアサシンの中でも安定したダメージソースを担える。敵への拘束力が高い
回転率のいいスキル封印と宝具封印を持つ。これ頼みでどうこうするシーンは多くないが、厄介なスキルを持つボス戦において助けになるシーンは存在するので贔屓の引き倒しとしても評価したい。こないだのフレアマリーとか。星4の単体宝具アサシンとしては初手宝具ぶっぱ能力が高い
この範囲の中では2人しかいないNP30%獲得持ちかつ、自分から対象を増やせる呪い特効のおかげで宝具ぶっぱでダメージを稼ぎやすい。イベントスチルがある
弱み
特効どちらかが入らないと火力が怪しい。
魔性特性持ちのサーヴァントは24体しかいない、さらにアサシンが攻撃有利を取れるとなると途端に数が減り、ライダー0バーサーカー4という事態になる。
一方呪い特効はデバフであるため自分から付与できるものの、耐魔力などで弾かれる可能性があるため、サーヴァントに対して最大火力を出せる可能性は現状やや低いと言わざるを得ない。
特効が入らない場合バフ量はA30%/3Tのみになり非常に心もとないため、必然的に安心して最大火力を狙えるのはサーヴァント以外のエネミーということになる。
アサシンの割にスター生成能力が低め。
カード構成がQQAABとなっている上Aバフを持っているので、「毎ターンもっちーのカードを可能な限り全部使うゲッシュ」とか契約してない限り、必然的にAと威力補強のためBを切ることが多くなる。
さらにスター発生率やスター獲得に関するスキルを持っていない上、AとBのヒット数も平凡なため、何かしらのサポートを入れない限り、思った以上にスターが出ない。
競合サーヴァントとの比較
現在、数値上の比較対象は両儀式ではなく、むしろステンノ様、武則天、燕青といったあたり。
W特効という条件はあれど、競合サーヴァントの間ではアーツクリティカル以外どのカードもバフ合計がトップ3に入るポテンシャルを持っているため、もはや「火力が低い」という評価は正確でない。
バフ合計値が近いサーヴァントの間でもカード色の構成や宝具威力、特効対象、サポート能力などの違いは明確なので、差別化は十分されていると言えるだろう。
想定される動き
特効を考慮しない場合、アーツやマイティ、ブレイブチェイン、S3でNPを獲得し、宝具回転させて打点を稼ぐのがベター。
AのNP効率は平均並みだが、他のアサシンと組むことでスターを生んでクリティカルで加速させたり、宝具のリチャージでそこそこ稼げるので、数値以上にNP周りは軽い印象を受ける。
ただし、QQAABというカード構成の都合とヒット数自体が並レベルであることから、特定の色のカードだけ振っていると打点やNPに不足が生じやすいため、編成の工夫やスター発生のサポートをする必要性は高い。
カスタマイズ
礼装
無難にA+宝具アップやクリティカルアップでもいいのだが、補強したい項目が多岐にわたったり、端的に数値を増やしたいケースもあるので、以下のような例も挙げておく。
・ほしの歩き方
先日のワンジナイベントの報酬礼装。
25%の呪い特効を持つNP50%礼装であるため、もっちーとの相性は抜群。なおかつ他の礼装に比べて競争率が高くないのがよい。
・スター発生率がアップする礼装
下記コマンドカードの項目にも通じるので先に書く。地味すぎて全く評価されない性能だが、アサシンのスター発生率の基礎値が約20%、マイティチェインで20%、礼装で20%、コマンドコードで20%と加算されるため、(初期実装以外の)アサシンの場合1HITをスター1個に変換する程度は容易。
スター獲得の安定性という意味では毎ターンスター獲得系の礼装の方がいいが、もっちーの場合初期NPやクリティカル威力アップも並行して補強したいので「鬼に衣」「日輪の城」辺りは候補に挙がりうる。
コマンドコード
・スター関係
先述の通り、可能な限りスター生産能力は補強したい。攻撃時に一定量獲得するコードでもいいが、もっちーのカードを切ることを徹底するならばコード・グリッターで埋めても問題はない。
・宝具威力アップ
宝具に呪い特効を付与する場合、宝具の前に一発殴っておく必要がある。そこでQやBに「ダ・ヴィンチちゃん」「メンロパークの魔術師」などコードを付けることでさらに宝具威力の底上げを図れる。
・呪い付与
スキルで呪いを付与できるのであまり優先度は高くないが、スキルの呪い付与状態とコマンドコードの呪いは別計算のはずなので(要検証)、耐魔力持ちに対して呪い付与の確率を上げる手段として使えるのではないかとは思う。ただし要検証。
アペンドスキル
NP30%獲得できる族なので、AS2で初期NPを増やすことの恩恵は高い。月並みだが、まずはこれを上げたい。
AS1の追撃技巧についてはやや複雑で、もっちーの運用としては先述の通り1人でカードを切るより味方と連携した方がよいため通常ならEXを狙わないほうがダメージは安定する。
しかし宝具の装填が早いこと(つまり、もっちーのカードが1枚多いシーンが多いこと)さらに自分で呪い付与からの特効宝具というコンボを考えると意外とEXまで発生させるハードル自体は低い。
よって、メインアタッカーとしての運用を強く指向しつつ、コインが余れば強化コストを割いても無駄にはなりにくいだろう。
AS3については面白枠で、通常ならアルターエゴに対して与ダメ1倍・被ダメ1.5倍のところを与ダメ1.3倍に引き上げるため、ある程度はダメージレースに期待できるようになる。
アルターエゴへの完全有利クラスであるプリテンダーの少なさを鑑みるとダメージ等倍以上で殴れることは貴重ではあるため、本当に対策に困ったら強化する…という使い道はなくはない。
また、先述の通り火力を不安定な特効に頼るので、クラスを条件に30%補強できるというのは悪くない。
(ただし、マシュや3騎士クラスなどアルターエゴに不利がないサーヴァントがいるならそちらで対策した方が安定することは言うまでもないだろう)
相性のいいサーヴァント
テスカトリポカ
編成をアサシンで染める場合の最適解急先鋒。
条件やデメリットはあるもののNPや無敵、多重カリスマが撒ける上、本人も全体宝具ながら超巨大特性や神性に対する特効を持っており、もっちーが得意とする大型エネミーに対しても相性がよい。
何よりカード構成がQAABBであるため、Q過多B不足になりがちなアサシン染めパーティにピタっとハマってマイティチェインを安定させてくれる。
芦屋道満
もっちーはカリスマとクリティカルの多重バフを受けられるためバッファーとして非常に使いやすい。
2人とも妨害スキルを持つが、もっちーが即時、道満が時限性のため互いに付与を制限されないのもシナジーと言える。
QQAAB型のカード構成であるため、B枚数が薄くなるのがネックか。
ジャック・ド・モレー
ドスケベフランス眼鏡。 カリスマ、クリティカルバフに加えてNPとスター獲得の補助ができ、攻撃時に呪い付与可能かつ呪い特効持ちという共通点はシナジーとして活かせる。
こいついつも出てくるな。
また、もっちーも悪属性であるためS2の無敵付与を実質無条件かつタイミング関係なく受けられるのは非常に利便性が高い。
その他
繰り返すが、殴り以外にスターを出す手段がないので、スター発生に対する補助がほしい。無辜の怪物に限らずスター発生率アップを受けられるだけでも快適さが段違いになる。
呪い付与できるサーヴァントについては、呪い付与と呪い特効のCTが同じため、あえてスキルを使うタイミングをずらさない限り『特効を使いたいときに呪いが付与できない』ということはないが、このスキルはダメージ後に呪いを付与するため初手に特効を載せることができない欠点がある。
他の呪い付与可能なサーヴァントを入れることでそのカバーにはなるが、呪い特効の倍率も高くはないし、別に呪い自体がそこまで強いわけではないので、他に無理なく編成できればラッキー程度の重要度。
仮想敵がほぼライダーのため、Wキャストリアで脇を固める場合、そっちが瞬殺される危険性があることは留意したい。
敵の攻撃性能などを吟味し、場合によってはテスカトリポカやレディ・アヴァロンなど、サポート役もライダーを等倍以上で受けられるサーヴァントに置き換えることも検討したい。
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