夏と秋のあいだの日に。
季節の変わり目に身をおくと、全てが今の一瞬一瞬の連続だと気がつく。
過去も未来もなく全てが今にある。
春から夏、夏から秋、秋から冬、冬から春。
気がつくと通り過ぎてしまう、季節が移り変わるほんのわずかなひとときがたまらなく好きだと気がつく。
目に映り込む雲や肌で感じる風の柔らかさの変化、酸や冷を欲していた口がほのかな甘みやほの暖かさを欲するようになった味覚の変化や嗅覚で感じる湿度の変化。
体の感覚でひとつの季節が通り過ぎていく様子に気がつく。
インドネシアから帰国して一年ぶ