開発秘話05:原作にない名前を付けるときに心がけていること
原作に固有名詞があるキャラとないキャラ
シンデレラはエラ
親指姫はマーヤ
美女と野獣はベラ (「美しい人」という意味ですが通名ということで)
不思議の国~はアリス
オズの~はドロシー
眠れる森の美女はターリア(※オペラの名前)
原作が名付けてくれた本名(固有名詞)があると表記がグッと楽になります。
しかし、固有名詞のない「13番目の魔女」や「12番目の妖精」などは
1.2回出てくる分にはチョット格好いいなと思いますが、
物語を通して何度も出てくるとクドくなります。
この2人には絶対に名前をつけねば、と考えていました。
私は基本的にお花の名前を付けています。
どうやら花言葉は全世界でそう違わないようです。
つまり、花のイメージはそのまま世界に通じる。
「13番目の魔女」はシスルと名付けました。
シスルというのはアザミのことです。
トゲがあり触るとチクチクする花ですね。
キュラクターデザインにも帽子やスカートにアザミ要素を入れて頂きました。
花言葉はこちら↓を参照しました。
アザミの花言葉は「報復」「厳格」「触れないで」。
英語の花言葉は「nobility of character(人格の高潔さ)」「misanthropy(人間嫌い)」
「13番目の魔女」にピッタリじゃないですか?
一方、ターリアの力になってくれる「12番目の妖精」はガーベラと名付けました。
ゲーム内では構図上、8頭身イラストの"足元"が確認できないのですが、
とっても可愛らしいデザインですので、ここでよく見てください。
ガーベラ全般の花言葉は「希望」「常に前進」
ガーベラ全般の英語の花言葉は「cheerfulness(上機嫌、元気)」「beauty(美)」。
ガーベラは色によって花言葉が変わりますが、基本的にポジティブです。
塞ぎこみがちなターリアを元気づける彼女にピッタリでしょう。
アンデッド・シンデレラの魔法使いには「ヘーゼル」と名付けましたが
これも結局はハシバミの木からとっていますので植物の名前です。
また、「吸血鬼と100年の恋」のヒロインも「桜」です。
これはシナリオの中でギミックとして機能しているのもありますが
やはりお花の名前をつけたかったというのがあります。
未発表の作品の中にも、花の名前を持つキャラクターがいます。
もし登場したら…花言葉を思い出して勘ぐってみて下さい(笑)
アプリ情報
アプリ名:眠れる森の吸血姫
リリース:2020年11月24日
26本目のアプリ
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