事故にあった猫と10年暮らした話
大学生だったある日。
夜、彼とドライブをしていて(ハンドルを握っていたのは私)、対向車線の前方に何かがヒラヒラと舞った。
すれ違う瞬間にちらっと目線を送ったら、「え?!猫?!」。
急いで車を停め、駆け寄った。
が、たどり着く数秒手前、目の前でもう一度轢かれた。
大きなジャスチャーで後続車を停め、急いで轢かれた猫を抱き上げた。
大きな猫だった。
血だらけで、身体はぺったんこ。苦しそうな声で鳴いている。
今にも絶命しそうだ。
時刻は夜9時くらいだったと思う。
近くの動物病院に