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“本物”の「自立した女性が好き」という男に出会った話


3年前に書いた記事が気づけば100いいねを超えていて嬉しい。
内容を改めて読んでみた。

感想は、この3年で私は本当に精神的な成長を遂げたと実感したことに尽きる。
当時この記事を書いた私は傷つけられることにひどく敏感だったのだ。

共感できる部分もあれば、文面から違和感を覚える内容もあった。
違和感を覚えるということは、それだけ価値観がアップデートされたということだ。

そのキッカケを作ってくれたのはおそらく
かつて出会った男性のように「自立した女性がタイプ」という男性にまた出会ったからである。

その男性とかつての男性は
好きな女性のタイプが全く同じだったわけだが
その答えを受け取った私の二人に対する見方・捉え方は大きく違う。

今日はそんな話。

|「自立した女が好き」という闇ワード


恋愛に依存していない自立した女性が好きなんだよね。
一見すると前向きな発信ではあるが、その実は割と闇ワードでもある。

なぜか。

それは男性からの「責任を取りたくない」という願望が隠されているから。
面倒な女が嫌い。ごちゃごちゃ言わないでほしい。
ここまでストレートな発言をしないにしてもほぼ9割の男性はそう思っているだろう。

それをぬるっと納得させるように
身勝手な価値観を押し付けるられる言葉が
「自立した女性が好き」だ。

女性は思う。
なぜ、私たちばかりが我慢しなくちゃいけないの?

|自立した女は、いわば戦士。

自立した女性と聞くとどういうイメージがあるだろうか。

・精神的、金銭的に独り立ちしている。
・感情に左右されない。
・束縛や干渉をしてこない。
・キャリアウーマン
・サバサバしている

…だろうか。

実際、これらの特徴に挙げられた女性たちは気質がさっぱりしていて思考が男性的である。が、私たち女性はこのサバサバをどうやら勘違いしていた。

自立した精神で恋愛をする=仕事感覚で恋愛をする

私たちの考えは無意識にこうなっていたのかもしれない。
だから、ちょっと理不尽なことがあったり不満が出てきたら建設的な話し合いという名のディベートに持ち込もうとした。

実は男たちは自立した精神の女性は好きでも、恋愛にビジネスマインドを持ち込みたくない大層なロマンチストでもあるのだ。

だから、女性からのクレームに苛立ち、興が冷める。
癒しを感じなくなり、肩身が狭くなり、いつしか女性として見れなくなる。

なによ!自立した女性が好きだっていうから
こっちはそのスタンスで向き合っていたのに!!!
と、過去の私は目くじらを立てていた。

結局、男性と同じ土俵に上がって戦いを挑んでいたのだ。
女性には女性のしなやかさ、軽やかさ、愛嬌、度胸の見せ方があることを3年前の私は知ることができなかった。

|本物と思える自立した女性が好きな男に出会った

この記事から3年が経った。
悔し涙を流し、憤りを感じたこともあった。
その上で人に優しくもなれた。

許容範囲も増え、周りへの感謝が自然と湧き出るようになった。
周りには好きな人だけがいる幸せな世界が今の私に広がっている。
トゲトゲとした気持ちがなくなった今。

同じく好きなタイプが「自立した女性」の男に出会った。

その彼はいう。
“自分の意見を言える女性がいい”
“社会で何者にもなっていない今の自分を知り、共闘できる人がいい”

彼は彼でかつての男同様にプライドの高い人ではある。
しかし、違うのは自分と他者の意見や価値観を分離して考えられるところだ。

自分の価値観を大事にしながら、相手の価値観で参考になる部分があれば素直に受け止める力がある。冷静で同時に優しく、多角的に物事を捉えられる視点があった。それでいて言語能力に長けている。

同じ「自立した女性がいい」でも
かつての彼は、煩わしさのないさっぱりした人が良いだった。

|話し合いは必要。だけど、彼は多くを話さずとも信頼できる

私はパートナーシップにおいて求める条件として
長らく最優先事項にしていた事柄がある。

それは話し合えることだった。

人それぞれに考え方は違うのだから
話し合わなくては理解もできないし歩み寄れないからだ。

しかし、その新たな男性に出会ってからは
多くを話さずとも彼の思考がすぐ理解できるという
不思議な現象を目の当たりにした。

それほど行動と言動が一致していて
清廉潔白であり、彼なら間違った選択はしないだろうと
手放しで信頼できるからである。

なので、私は彼の在り方、仕事のスタイル、趣味や日常のあらゆる選択に否定的な意見をしたことは一度もない。

嫌がることをわかっているからというのもあるが
なぜか、どんな選択をしても彼は自分なりの答えを導き出せる人だと
そう確信できるから。

世の男性が女性に真に求めるのは、まさにこういう信頼なのではないだろうか。

|自立した女を従わせたいのなら

偶然にもこの記事を読んでくれている男性のみなさん。
そして自立したパートナーをお探しのみなさん。

もし、自分を信頼し自由を与えてくれる自立した女性に出会いたいのなら。
そしてそういう女性に色々うるさく言われたくないのなら。

自立した女性に有無を言わさず従えさせる
賢さ、優しさ、強さをどうか身につけてほしい。

プライドは持っていても良い。
けれど、女に負けたくないとか小さいプライドはいらない。

性別や立場関係なく、どんな相手にもリスペクトを持ち
与える精神で人との関わりあいに向き合えているだろうか。
俺の方がすごい、誰よりも一番になるんだ。

そんな要らぬ競争心に煽られていては
あなたがたの求める自立した女性は手に入らない。
だって、あなたがそうだからこちらも戦いの剣を抜くのだ。

結論。
自立した女が好きという男には2種類のタイプがいる。

責任を持ちたくないタイプの男か。
共存共栄を望むタイプの男か。

後者の男性なら
自立した女たちは自らの剣を
好きな男性に突き刺すようなことはしないものだ。



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