見出し画像

徒然ボドゲ

日本では「ゲームといえばテレビゲーム」だが、欧州なんかでは今でも断然アナログゲームが根強い―—
なんて話は最近よく聞くようになった。

自分がゲームを語る時、今でこそアナログゲーム推しだけど「ゲーム」のイメージはやはりテレビゲーム。もしくはゲーセン。
ゲーセンの筐体も日本的な気がする。
ゲーセンはゲーセンの妙味があって、子どもから老年まで時間潰しにはもってこいだし、UFOキャッチャーは露店の金魚すくい感がある。
「わ~、可愛い☆」「よ~し、とるぞ~」感が、露店に慣れ親しんだ幼心をくすぐるのかもしれない。
今はアニメコラボなんかも多いので、コレクター魂にも刺激的だ。

テレビゲームは残念ながら万年カメの甲羅でクラッシュしまくり人間なので縁遠いが、テイルズシリーズは好きだった。
自分で敵を切って倒すプレイ感がいい。
いのまた派、藤島派でキャラデザの好みが分かれる印象もあるが、断固プレセア推しとして藤島派。ここは譲れない。
キャラ登場順おかしくない?と、血の涙を流しながらレベルを上げたものだ。

さて、アナログゲームである。
ボードゲームとカードゲームが中心で、総称「ボドゲ」。
最近ではバラエティでも紹介されたため、東急ハンズなんかでもお買い求めできるアレ。
日本のメジャー級は「UNO」やトランプ、オセロ、将棋、人生ゲーム等々。
将棋の藤井聡太七段が幼少期から遊んでいた「キュボロ」も話題にはなったけど、まだまだマイナーなボドゲ界隈。
パズル系やひらめき系、コミュニケーション系、RPG、推理系…と多種多様なのに、コンポーネント(駒とかボードなどの使用パーツ)もクオリティ高かったりするのに!
海外では本の作家のようにゲームの作家がおり、各ゲームにも作家のクレジットが入っていたりとかなり盛ん。
日本では大多数が版権の切れたグリム童話を擦り切れるまで読み倒しているのに対し、次々供給される新作を自由に読めるのが海外って具合だ。
(アナログゲーマーたちによる同人界隈は活発だけど、それは割愛。)
残念なのは、テレビゲームは電気屋でも売っているけど、ボドゲはゲーマー以外ほぼ売り場を知らない。
前出の東急ハンズは簡単なカードゲームか知育玩具が主体で、もっともっと魅力的なボドゲは山ほどあるのに中々情報として入手されにくい。
裾野が広がらないのはそこだろうな。

では、そんなアナログなゲームたち。
何がオススメか、何が好きか…っていうのは難しい。
だって、まだ遊べていないゲームが山ほどあるのだ。
あと、プレイ人数も悩みの種。
家族や友人とプレイすることを前提としたボドゲは、適正人数ってものがある。
周りにボドゲを知っている人が誰もいなかったら、誰と遊べばいいの?ってなる。(ボドゲカフェなるものもあるけど)
4人プレイ推奨のゲームを2人でやってイマイチ…なんてのは、ゲームの評価としては「そりゃそうだ」って思うし、失礼だよね。
ずっとやりたくて仕方ない「テレストレーション」(お絵描き伝言ゲーム)なんかは、最低でも5人はほしい。8人ならなお楽しい(多分)!
そんなわけで、現状何回でも遊びたいゲームをば。

パッチワーク

➊パッチワーク〈2人用〉
 ドイツのゲーム作家ウヴェ・ローゼンベルクによる戦略型パズル系ゲーム。細かなルールはさておき、パッチワークキルトの可愛らしさと全体のコンポーネントバランスが秀逸。ボードを完成させるには、相手とほしいキルトが被らないようにゲットするのが大事。

➋アグリコラ〈2人用〉牧場の動物たち
 上記ウヴェ・ローゼンベルクによる「アグリコラ」シリーズの2人用バージョン。動物の飼育で相手よりも得点を稼ぐ対戦型牧場経営ゲーム。こちらも動物コンポーネントがラブリー。ドイツゲームの良さの一つ、良質なコンポーネントと適度な戦略性を兼ね備えた良作。2人以上なら通常「アグリコラ」を。

画像2

➌マムマムマーガレット ブロンズリーフ
 日本のゲームマーケット作品。画像はゲムマHPから拝借。ゲーム製作サークル『ノスゲム』様。これも2人対戦型パズル系。同人ゲームとしてはクオリティの高いコンポーネントで、袋から引いた花びらをボードに配置していき得点を得るゲーム。プレイ感も良いけど、この可愛いさは反則レベル。

たった今プロポーズ

➍たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。
 こちらもゲームマーケットの同人作品。ゲームサークル『CRIMAG』様。ひらめき系カードゲームだが、台詞を口に出してプロポーズしないといけない、常に罰ゲームみたいなゲーム。でも面白い。瞬時に愛をささやく台詞を作成する能力が必要。3~6人プレイ。

➎アンドールの伝説
 トップ画像がコレ。ドイツの作家ミヒャエル・メンツェル作の重量級協力型RPG。こちらの良さは細部にもこだわったストーリーと仕掛け、そして破格級のコスパ。そして拡張。日本語専用サイトでの追加シナリオなどもあるので、意味分からんレベルでお得。プレイしながらのチュートリアルは分かりやすく、初心者でも遊びやすい。1~4人プレイ。

以上、5作品を挙げてみました。
まだまだあるけど…未プレイも山ほどあるし悩ましい。
気軽に会社の飲み会とかでも出来るくらい知名度が上がれば、もっともっとプレイできるのに。
とはいえ、飲み会も開催しにくい昨今。
顔を突き合わせてコミュニケーションがてら、安心してゲーム出来る日を楽しみにする毎日です。

裾野がもっともっと広がりますように。

#自己紹介をゲームで語る

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集