大腸癌で内視鏡的粘膜下層剥離術を受けた話1(総合病院での初診)
A病院で紹介状をもらった2日後、総合病院であるB病院の初診を受けました。
B病院は自宅から歩いて40分くらいのところにあります。
散歩の際に何度か前を通ったことはありますが、かかったことはありません。
行ってみると棟がいくつかあって、結構大きな病院です。
初診受付はそれなりに並んでいました。
まぁ総合病院だから仕方なし。
しばらく待った後に紹介状と内視鏡検査の画像が入ったDVDを渡して手続きをすると、クリアファイルを渡されて今度は消化器内科の受付を案内されました。
消化器内科の受付にクリアファイルを提出し、検温や問診表を記入したりしてまたしばらく待ってようやく診察室に呼ばれました。
担当の医師(C医師)は結構若そう、という印象でした。机のモニターには、A病院からもらったDVDから取り込んだと思われる大腸の画像が映されています。
「画像拝見しました。ポリープが見つかったということですが、確かに形があまり良くないですね。
どこまで大腸の壁の中に入ってるかになるんですが、湿潤といいます。大体1000マイクロメートルにおさまっていれば、腫瘍を取ったら治癒したということになるが、それ以上の深さになっていると、統計的にリンパ節等に転移している可能性があるということで、腫瘍の出来ている腸と周辺のリンパ節を切除します。」
と、紙に絵を描きながら説明を始め、
「腸は切っちゃったら戻せないので、まず内科的な治療をします。内視鏡的粘膜下層剥離術という治療で…」とまた絵を描きながら、内視鏡で粘膜の層に液体を入れて層を膨らませ、腫瘍を浮き上がらせた上で周辺の組織とともに剥ぎ取ること、その後取った組織を病理検査に出して進行度等を判断することを説明してくれました。
剥ぎ取った部分の腸の膜が薄くなるので、ごく稀に穴が開くようなことがあり、術後数日入院して合併症有無を見る、ということでした。
「1週間くらいの入院になりますが、いつにしますか?」
次は精密検査と思っていたら、もう腫瘍を切除する話になり、さらに入院かー。
展開早いですが、割と頭の切り替えは早い方なので、仕事の状況から比較的調整できる予定が多い3週間後にしました。
5泊6日です。
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