大腸癌で外科手術を受けた話1(入院1日目)
いよいよ入院当日です。
前日は夜ピコスルファート(下剤)を飲んで、いつも通り夜中何度もトイレに起きて朝を迎えました。
今日からしばらく絶食です。
前回同様この入院に向けてたらふく好きなものを飲み食いしていたので、ある程度満足感があり、しばしの絶食には耐えられそうな気がします。
今回は昔海外旅行に行く時に使ったスーツケースに荷物を詰め、タクシーで病院に向かいました。
病院に着き、コロナの検査をしてからしばらく待って病棟に入ります。
今回は個室をお願いしました。
個室料金はそれなりにかかるのですが、前回からの教訓と、こういう弱る時にことお金でどうにかできることには課金!と考えたからです。
シャワーとトイレも個室内にあります。
大腸の病気は特にトイレ環境重要です。
午後からマグコロールという下剤を飲み、腸をきれいに。モビプレップより少ししょっぱめです。
ときおり看護師さんが血圧や体温を測りに来たり、手術中に履く弾性ストッキングのサイズを測りにきたり…。
あとおへその掃除もされました。
そして軽く手術の流れも…。
手術後は1日2日HCUに入るそうです。
そのあと回復したらまた一般病棟に戻ると。
腸をきれいにした後はすることも無いので、じわじわ手術のことが気になってきました。
明日朝全身麻酔始まったら以降意識ないんだよね、こえー…!、いや大丈夫手術は数時間だからその後目が覚めるから、という心の中の1人やり取りをループし…。
幼い頃、ものすごく怖がりな子供でした。
花火も怖い、知らない道怖い、(なぜか)テレビの歌番組も怖い、オバケも怖い、病院に連れて行かれたら(ただの小児科)怖くて泣いて暴れる…、
それでも思春期を過ぎてからは怖いと思ったことは片手で数える程です。
今回、久しぶりにかなりの恐怖を感じているなぁと実感しました。
子供の頃から本を読んでいるときは何も考えず集中できたので、対策として今回も昔から好きな小説家の新作を持ち込んでいました。
おかげで夜までは恐怖を忘れ、その小説の世界に入り込んで過ごすことができました。
普段は見ないテレビドラマを観てみたり。
それでもやっぱり怖いよー、となりながらも、午前一時半くらいには眠れたような気がします。