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長年続く、糖尿病教室とは?

11月14日は「世界糖尿病デー」ってご存知でしたか?
国連により公式に認定され、世界160カ国から10億人以上が参加する、世界でも有数な疾患啓発の日となっています。
この日を中心に全世界で繰り広げられる糖尿病啓発キャンペーンは、糖尿病の予防や治療継続の重要性について市民に周知する重要な機会となっています。

ちなみに11月14日は、インスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日だそう。
世界糖尿病デーのキャンペーンには、青い丸をモチーフにした「ブルーサークル」が用いられます。
各地の観光名所も青くライトアップされていますよね。

”Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)

レデイ薬局北高下(きたこうげ)店では世界糖尿病デーにあわせて
毎年、いまおか内科クリニックさんと一緒に「糖尿病教室」を開いています。
今回のnoteではイベントにかける想いを取材しました!

今岡先生(いまおか内科クリニック)の想い


運動療法について話す今岡先生

この糖尿病デーイベントは、2011年の開業当初から、地域の皆様を対象に開催しています。
糖尿病にちなんだ幅広いテーマでの講演や、血糖測定、栄養相談などを通じて、一人でも多くの人に糖尿病という病気について知っていただきたい、糖尿病について考え、予防の第一歩を踏み出すきっかけにしていただきたいと思っています。

佐道薬局長に聞いてみた

イベントが始まった当時、
北高下店の薬局長だった佐道さんにも聞いてみました。

糖尿病教室が始まったきっかけ

この糖尿病イベントは、今岡先生からのご提案から始まり、
平成24年11月に第1回を開催しました。
それ以降、毎年の恒例イベントとして継続して開催しています。
当初は病院と連携してのイベントの前例がなく、
何から何まで初めてづくしのオンパレードでした。

毎週今岡先生と打ち合わせを行い、
どのようにしたら良いイベントになるかと試行錯誤したのは
本当に良い思い出です。

当時の様子

第1回の参加者は30名ほどだったと思います。
糖尿病に関する講演会や健康測定会、
近隣病院の管理栄養士による栄養指導などを行い、
地域の皆様の健康づくりの発信として大変満足のいくイベントとなりました。
私は現在、今治の波止浜店に勤務していますが、
11月頃になると患者様から「糖尿病のイベントはいつやるん?」と聞かれることもあり、北高下店でのイベントが周知されてきていると実感しています。

中村薬局長に聞いてみた

薬局長が変わっても引き継がれて毎年行われてきたこのイベント。
現在薬局長である、中村さんにインタビューです。

糖尿病教室の引継ぎ

ノリノリで話す中村薬局長

実は、北高下(きたこうげ)店には5月に異動してきたばかりで、
まずは今までどんな取り組みをされてきたのか知るところから始まりました。
世界糖尿病デーに合わせたイベントではありますが、
過去のイベントではアロマテラピーや社会福祉協議会の方による老後の生活講演など、幅広いテーマで実施されていたので、自由であるがゆえにどんなテーマで取り組むべきか、悩みましたね。
地域の方に向けたイベントなので、普段患者さま対応で質問されることをテーマにした方が興味を持ってもらえるかなとか、糖尿病の治療の話をした方がいいのかなとか・・・。

店舗の先輩薬剤師にも相談させてもらい、
よく質問されることだし、テレビでもよく取り上げられるものなので、テーマとしては良いだろうということで、
今回は「睡眠」をテーマとしました。

そこからは資料作成もスムーズで早かったです。
ただ内容が長くなりすぎてしまったので、内容を削る作業に相当苦労しました。最終的に時間オーバーしてしまったんですけど・・・喜んでもらえたので良かったです(笑)。

プログラム

・中村薬局長 講演 「薬局でよくある相談 〜睡眠編〜」
・今岡先生 講演 「運動ってすごい! 目からウロコの糖尿病運動療法」
・体組成計測定会(いまおか内科クリニックにて)
・骨強度測定と健康相談会(北高下店にて)

当日の様子

当日は、普段通り病院の午前診療が終わった後、
14:00の開場までまだまだ時間があるにも関わらず
参加希望者が集まり始めていることに驚きました。
いざ開始時間になってみれば病院内の会場が来場者でいっぱいでびっくり。

クリニック内はたくさんの来場者が

26名の方が参加してくれました。想像していたよりも皆さん楽しみにしてくれていたようで、ちょっと緊張しましたね。

私の講演の途中ではPCがフリーズしてしまい、スライドを進められないアクシデントが発生。
もともと時間オーバーしそうな講演内容だったので、これ幸いと質疑応答の時間として活用させていただきました☺
会場のお客様の声にダイレクトに返答することができましたし、個人的にはフリーズしてくれてありがとうございます!(笑)といった感じでした。

負の連鎖「血糖上昇スパイラル」が起こるということなどを話しました
メモをとっていたり、質問したりする方がたくさん

講演会終了後の測定会では、講演に対するお褒めの言葉をいただいたり、近隣店舗に掲載していたチラシを見てきました!という方ともお話しすることができたりと、嬉しいことがたくさん。
地域の方に喜んでいただくために取り組んだイベントのつもりだったのですが、私自身も嬉しい、楽しいイベントになって本当に良かったです。
これからの薬剤師生活のモチベーションになりました。

セミナー後は健康チェック&相談会

読者の方へ

この記事でも何度も「糖尿病」と記載してしまっておりますが、
今後、「ダイアベティス」という名称に変えようという案が出ており、糖尿病に対する偏見を無くすことを目的に様々な活動が行われています。おそらくほとんどの方が知らないのではないかと思います。

ダイアベティスは誰にでも起こりえるもので、ただ食べ過ぎたり、飲みすぎたりすることだけが原因ではありません。
遺伝・睡眠状況・食事のタイミング・仕事や家庭のストレスなども原因となり得ます。そのためしっかり食事制限を守れていても数値が改善されにくいケースがあります。

話しにくいこともあるかもしれませんが、
治療に関しての悩みなどは溜め込みすぎないうちに
ぜひ医師や薬剤師にご相談ください。

▼管理栄養士も糖尿病デーにあわせてレシピを公開しています♬


来年もどんなイベントになるか楽しみですね!☺

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