保湿力抜群!繭の力
私が住む地方は、空気の乾燥が酷く、あまりお肌によろしくない状況です。
しかし、今は施設に入所しているお姑さんがよく言っていたのは、こんな乾燥がツライ冬の時期でも、薬局の前にあった「製糸工場」の女工さんたちは、手がすべすべだったということ。
セリシンの保湿効果
それは、繭に含まれるたんぱく質「セリシン」のおかげ
セリシンは、もともと製糸工場では、除去される部分でした。繭から作られる絹の主成分、フィブロインの外側を覆うたんぱく質です。女工さんたちは、セリシンを除去する作業を行っていたので、手がすべすべだったのですね。
もともと、繭は、蚕を守るシェルターであるため、セリシンはバリア機能に優れています。これが保湿効果や紫外線をカットする効果につながるのです。また、保湿性、保水性に優れたアミノ酸「セリン」を多く含み、肌の天然保湿成分(NMF)と構造が似ているので、お肌に馴染みやすく、みずみずしいお肌を保つことができるのです。
シミ・シワに~セリシンの抗酸化作用~
紫外線により、活性酸素が大量に発生し、お肌にダメージを与え、これが蓄積すると、シミ、シワ、たるみなどにつながります。セリシンは、カラダのサビを作り出す活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があり、ビタミンCと同程度であるといわれています。
また、人体にもっとも有害とされている紫外線波長300~200nMの紫外線の透過率のみが急激に下がることがわかっています。
このようなセリシンの効果は、蚕が外部環境から身を守るためのパワーから生まれたものなのです。
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