事務所という名の小屋作り その3
土台が出来たので、次は壁作り。
この先少しの間は雨も降らなそうだし、屋根まで一気に行きたい。
壁は教科書に出てた「ツーバイ工法 改良版」で。
ツーバイ工法というのは2インチ×4インチの材木を合板に接合してパネルを作り、柱や梁の代わりに壁や屋根を構成し.それらを組み合わせて箱状の空間を形成していく。既成サイズの角材に合板を合わせて組み立てて行くという単純な工法である為.高度な技術は要らない工法らしい。
なので先ずは2×4の角材を910×1820の合板(12㍉厚)に接合したパネル作りから。
教科書を見ると
この3種類を建てる小屋のサイズ分作ればOK。
A=4枚、B=10枚、C=3枚
パネル一枚では高さが足りないので上に付け足す分。
基本となるのはBで、これは構造用合板の周囲に2×4材を留めるだけ。
Aは片方の縦枠を38㍉内側に配置した物。
Cは片方の縦枠を平使いに配置。
2インチ(38㍉)×4インチ(76㍉)の統一された角材を使うので、Cの平使いした縦枠がAの38㍉ずらした縦枠とぴったり2枚重ねの状態でビス留め出来るという事。
コレ考えた人は、天才か?
パネル作りは同じ事の繰り返しなので、段々ペースも上がって2時間ほどで完成。
風で倒れない様に上を繋いで作業。暇なウチの職長と暇な同級生の電気屋も手伝って順調に立ち上がった。
ただ問題は、片流れで勾配をつける屋根と立ち上げたパネルの間の三角部分。
写真撮り忘れたけど、910㍉の位置で高さ測って天端を勾配に合わせて斜めにカットしないといけないのだけど、斜めの
角度の測り方が判らず。。。
適当に切って外からスキマを隠すっていう、大工にあるまじき行為。
屋根には45㍉角の垂木を60㍉間隔で這わせて、90㍉厚のコンパネを敷き詰める。
ルーフィングシート貼り完了。これで雨が降っても大丈夫。
夕方になって現場から戻ったウチの職人と破風を取り付けて、大体小屋の形は完成。
暗くてよく見えないけど、大っきい犬小屋みたいだ。
この日、隣のあそう氏の知り合いの工務店さんが、「ウチの倉庫で使えそうな物が有れば、自由に持って行って良いよ」と言ってくれたので、遠慮とか自重とかおっぽって軽トラに積めるだけ積んで、何度か往復した戦利品は
①玄関ドア(たぶんどっかで交換した勝手口の扉)
②スタイロフォーム18枚、グラスウール2巻
③ジプトーンボード8箱(異なる2社のメーカー品)
④フローリングの床材303㍉×1818㍉7箱
⑤水切りに使えそうな形の金物2本
⑥破風板的な板1枚
⑦適当なコンパネの切れ端 数枚
⑧解体されたウッドデッキの残骸
⑨大理石みたいな柄のパネルの切れ端2枚 etc...
使えるかどうか判らない物も取り敢えず貰ってみた。
ただ欲しかった窓サッシは無かった。。。
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