小桜 蒼月

音と活字に囲まれてのんびりと 詩や物語 短編的な何かを描いてます。 偶に誰かの心にチク…

小桜 蒼月

音と活字に囲まれてのんびりと 詩や物語 短編的な何かを描いてます。 偶に誰かの心にチクッと刺さったり誰かの心に寄り添えたらそんな物が描けてたら嬉しいです♬*゚

最近の記事

近くて遠い異国の話 【続1】

塾の階段を降りるとアーケードのお店はシャッターが降りたり蛍の光が流れていたりと夕方のごった返した景色とは違い閑散としていました。私たちはいつものバス停と逆の方向へ意を決して歩き出します。 アーケードを抜けるとひとり男子が「俺やっぱ帰るよ」とぽつり。その発言にみんな顔を見合わせ誰かが「仕方ないな、またね」と言うとみんな「うん、そうだね」「またね、バイバーイ」と帰る彼を目で見送りまた歩き出します。ひとり男子が減ったことで不安になりながらも足取りは止まること無く歩を進めます。

    • 悩み

      時には悩みが楽しくもある 時には悩む程苦しくもある 悩みとは選択肢がありそれは幸せな ことに気付いてるだろうか。 悩みとは前進と後退を繰り返し 前進してる事に気付いているだろうか。 悩みは常にひとつ先の未来へ 歩む為の選択と言う事に気付けたなら きみはもっと自分に自信を 持って生きていけるだろう。 勿論、その選択が必ずしも間違っていない とは言いきれない。 例え間違っていても君が悩んだ末に 出した答えならば そこから道は拓けていくんだ。 願わくば

      • 雲と大地に阻まれた世界

        • 近くて遠い異国の話

          私の住む街にはアメリカが存在します。       ベースと呼ばれる所謂アメリカ海軍基地。 子供の頃から歩いてると肌の色が違う人が「Hey!」「It’s cute!」と声をかけてウインクをするそんな所で私は育ちました。子供の頃からそれらは当たり前だったので中学生の頃には普通に会釈したり時には挨拶を交わしたりが私の日常でした。 然しながらそれが夜のベース付近となったら 話は別格です。ベースのある町はBARやスナック、クラブにライブハウス、ダーツにビリヤードやカラオケが置いてあ

        近くて遠い異国の話 【続1】

          ソラノシタ

          遠い空の下で ぼくを思うきみがいて 優しく包み込むように 心を遣い癒してくれる 遠い空の下で きみを思うぼくがいて 言葉にならない思いを 詩にして届けてる 言葉にしなくても 解っちゃうような ふたりの温度差が どんどん近くなる 空に月がぷかり きみも見てるかな いつも傍にいなくても ふたりは繋がってる ときどき喧嘩して 泣かせてしまうけど 涙が渇く頃には ふたり笑顔 いつもの時間が響く きみの声が聴こえてくる ふたりの距離が縮まる 濃ゆい甘いひと時 ぼくは眠たそう

          ソラノシタ

          white note*

          新しいnoteを手に入れた子供のように無邪気に筆を取りながら何を描こうか迷い選ぶその先には真っ直ぐな心でまた歪んだ見方で自分自身と向かい逢う楽しい時間であれと思う。 でももし何かに傷つき闇に沈みループする思考の中にいても私自身の儘、苦しみや痛みも描いていけるようにそしてそれも私の生きて来た道の轍であれと思う。 私も私の未知なるものと逢えるこの場所を 大切な私の note としてここに記します。 どうか私の紡ぐ言葉や心のいちぶいちぶを 感じて愛でていただけたら幸いです。