クリームソーダ
最近ミニシアターによく行っています。
観たい映画があるから行ったのが始まりだったのだけど、最近はミニシアターのサイトをみて 上映作品の中から興味があるものを探して観に行く、みたいな感じ。
過去作品のリバイバル上映を観に行くことが多いです。
何もない いつもとおんなじ一日を、特別な日に変える特効薬…!
あー!今日はなーんにも予定がない!やだ!という時は、興味がない映画でもこれだ!と目星をつけて観に行きます。
映画を人と観に行くと、なにかしら感想を述べなくてはいけない感じになるじゃないですか。
鑑賞中「感想言えるようにしなきゃー」とか余計なことを考え始めて、素直に観られなくなってしまうのよね。
映画がツボにはまらなかった場合、1人でならそれはそれで全然いいのだけど、人と行くと はまらなかった〜 という感想が一致するとも限らないのでなんか気をつかうし…。
その点1人だとぼーっと観られて、その方がしっかり観られるんだよね。感想はFilmarksとかにサラッとかいて、他の人の感想を読むのも面白いし。
上映時間までは近くの喫茶店で時間を潰すのが良いです。なるべく古臭い喫茶店が良いです。
堤幸彦監督のシークレット作品上映会に行った際は、すぐそばにあった珈琲タイムスへ行ったのだけど、
きっとこの映画館に行かなければ訪れることはないような喫茶店だった。そんな出会いがあるのも良いのです。
紀伊國屋書店に寄って楠本まきさんのKの葬列を購入し、時間が来るまでクリームソーダを飲みながら読みました。
タバコの煙がモクモク、ちょータバコ臭くて、
クリームソーダはかなり甘くて 正直そんなに美味しくなくて
隣の席がすごく近いから、男の子たちのバイト先(関係ないですが私の自慢は、バイト先をバ先と呼んだことがないことです。「〜ということ」を「〜とゆうこと」と記述しないのも同様ですね。)の愚痴を盗み聞く感じになります。
隣の男の子たちは、チーズケーキと珈琲を「うめ〜」と言いながら食べていたので、きっとそちらは美味しいのだと思います。
私は雑な純喫茶が大好物なので、すごくよかった。人におすすめはあまりしないけど、雑な純喫茶が好きな人にはおすすめです。
おすすめの喫茶店を聞かれる時って大体、クラシカルで美しい喫茶店を求められているからね…。
自分がもし男の子だったら、楠本まきさんの漫画に出てくるようなファッションがしたいな。
自分が男の子だったらよかったのになあ、と思う瞬間は結構日常の中であるのだけれど、この漫画を読んでいる間、もし自分が男の子だったら…で頭がいっぱいだった。そういう漫画じゃないけれど…!それくらい楠本まきさんの描く男の子が魅力的。
自分がもし男の子だったら、カリカリに痩せて、普段からお化粧をして、爪に色をのせ、MILKBOYのお洋服を着てkatieのアイテムをサラッとコーディネートに取り入れるような、言葉遣いの美しい男の子を目指していたことでしょう。
私はあまり土地に関わらずアクセスが良い都内のミニシアターへ行くのですけど、よく行くミニシアターの名前はここでは伏せておきますね。
そういえば前に、もし街で見かけたら話しかけてもいいですか?と聞かれて 全然いいよー!と答えたのだけど、
私普段の移動中ずっとイヤホンしてるし、駅とかだと「ナンパ!キャッチ!怖い!」となって高確率で無視してしまう可能性があることに気がついた…!
ナンパをしてくる人の、上から下まで人を眺めてからダッ!と駆け寄ってくる感じ、とてもいやですよね。
もし今までにナンパだと勘違いして無視した人がいたらごめんなさい。