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ペルー旅日記5 DAY2ウルバンバ

朝起きてホテルの朝食

ジュースとフルーツ。綺麗
パンと卵(スクランブルor茹で)とナッツ

あんまりお客さんがいないのかな?(もしかしたら我々だけなのかな?)食堂には誰もいない。
前日に「何時にご飯食べる?」と聞かれたわけがわかる。

サクッと出発
通学時間だったので子供がわんさかいて可愛かった。
親が送っている子が多かったな。

自転車二人乗りもいたし、タクシーに子供を乗せて親が運転手に話をしてバイバイっていうのも見た。

そうこうしているうちにコレクティーボ乗り場まで着く。

コレクティーボ乗り場までは結構歩く。値段は安定の7ソル。
行ってきまーす

今日は私はクスコ空港まで届かなかった荷物をピックアップ、夫は休みながら軽く散歩したり換金したりすることになった。

コレクティーボは昨日と別のルートを通った。途中下車や途中乗車(スマホで連絡を取り合っている)の人によってルートが変わるようだ。後でGoogleマップで調べたら結構遠回りで、その上途中で警察の検閲みたいなのがあって時間がかかった。1時間半くらい。

警察の検閲は、はじめに隣の赤ちゃん連れの若いお母さんが「ヤダもう!また遅れるじゃん!」的なことをつぶやいて、何かな?事故かな?と考えていると車が停められ、警察官が乗ってきた。警察官は非常に礼儀正しく、何かのドキュメントを見せてと言っているが、隣のお母さん含め乗客全員が「ちっポリ公め」という感じで挨拶ひとつ返さない。車の中は静まり返っている。えっ、えっ、なにこれ、なにこの雰囲気?
隣のお母さんに「私はパスポート見せればいいの?」と小声で聞いたら「ううん、いらない」とにっこり笑ってまたスンとした。何が起きているのか知りたかったが、学校で誰かが怒られている時の「みんなで透明な空気になろう大会」みたいな雰囲気だったので、日本人らしく空気を読んで私も透明な空気になっていたら、何人かの男性がカード上の身分証明書的なものを警察に渡し、警察が向こうに持っていってチェックした上で返却していた。
車が発車してもしばらく空気は重く、観光客としては興味津々だったが、口を閉じていた。まあ聞いたとしても多分理解できなかっただろう。

コレクティーボ乗り場を降りると、タクシー屋がワラワラ寄ってきたりするのかな?と考えていたら誰も寄ってこないので、コレクティーボのおっちゃんにタクシーどこで捕まえられる?と聞く。「このへん」と。
ほほう。この辺ね。
しばらく様子を見ていたが、タクシーらしきものは来ない。するとコレクティーボのおっちゃんがやってきて「タクシー来ないね、まあそのうち来るよ、空港までなら6〜10ソルで乗せてくれるよ」と教えてくれ、ちょっとタクシーを探すふりをしてから(もしかしてタクシー捕まえて値段交渉までしてくれるんじゃないかと一瞬期待してしまった)、自分のコレクティーボを運転して行ってしまった。親切だなあ。
それにしても!6〜10ソルとな!!いいこと聞いちゃった!

その後しばらくその場に突っ立って、周りの人がどんどん車に乗っていくのを観察していた。はじめは「知り合いの車がやってきて乗せて行ってもらっている」ように見えたのが、「タクシーを捕まえている」ということが分かってくる。
あっ、これら全部タクシーなのか!よく見ると小さい「タクシー」のステッカーが貼ってあったりする。へー。
もうしばらく観察して、「手を上げてタクシーを止める(日本と一緒)」「窓が開くので何かを話す(値段交渉と思われる)」「乗る」の3ステップが標準だと分かるころには、人も少なくなってきた。
それでステップ1「手をあげてタクシーを止める」にチャレンジ。前述の通りタクシーなのかどうか分からない(分かりやすいやつもある)し、お客が乗っているかどうかも分からないので、何度もからぶったが、だんだん度胸もついてきたので手を上げっぱなしにして止まるのを待つ。
すると赤いオンボロカーがやってきてキュッと止まり「タクシー!」と胡散臭いおっちゃんが窓から顔を出した。「いや!タクシーじゃないでしょ!」「タクシーだよ!乗って乗って!」「空港まで、いくら?」「10ソル!」
という会話をする。「タクシーじゃないでしょ」とデカい声で言った自分にも驚いたが、まじで10ソルだよ!と驚いた。
6~10の10なら上出来である。若い頃はこういう時に6ソルで乗らないと気が済まなかったが、セニョーラになったからね(←差額160円の話で大いばり)!値段交渉無しで乗り込む。往復で20にできない?と聞いたが「空港の駐車場はお金が取られる・空港の外で待つと3分くると警察がやってくるから無理」と断られた。へー。

無事空港に着いて、荷物をピックアップ。
ここでも色々なことが起きて「いいやつばかりじゃないけど〜、悪いやつばかりでもない〜」という歌が脳内で再生されたりした(乱れた心を納めなければいけない時に自動的に流れる)が、その件は割愛。とにかく荷物が返ってきたということを喜ぼうじゃないか!!!

タグを見たらやっぱり夫の名前で登録していた。どーゆーこっちゃ。電話番号は私の電話番号だからそのせいなのかな?まあ荷物の控えを無くした(または貰わなかった)のはこっちだから文句も言えない。

帰りは、空港の外に出てタクシーを拾う。2回目になれば慣れたもんである。
タクシーを空港外で拾うと安いという話は聞いていたが、ようやく意味がわかったので、これは別記事で旅人向けに詳細に書くつもり。
→書きました。ケチ旅人は参考にどうぞ

タクシーからコレクティーボの流れは昨日と同じく、降りたらワラワラとコレクティーボの人が寄ってくる仕組み。これはこれで楽ちんだよなあとか思う。
帰りはミニバンタイプの小さめの車で、座席がちょっと大きかった。そして「時間どのくらいかかるの?急いでるんだけど」とあおる客と「1時間で着いちゃうよ〜〜!」という走り屋運転手という組み合わせで、ちょっと命の危険を感じるドキドキコースになった。でもアンデスの山なみを眺めながらかっ飛ばす車に乗るのは気分がよかった。ここで事故って死んでもいい人生だったな!まだマチュピチュ見てないけどな!

屋根を支える(?)のが切り出したばかりという感じの木。いいなあ。

死なずにウルバンバ到着。
1時間20分くらいかな。「1時間でつかなかったな!」と煽った客は言っていた。

コレクティーボ降りたら一緒に乗ってた白人の男性が「セニョーラ、セントロまでの行き方知ってる?」と言うから「あっちだよ」と教えてあげたら「あっそうなんだ」みたいな感じで小さいタクシーに乗り込んだ。
その彼に「歩けるよ!?10分くらいだよ?」と畳みかけたが、にっこり笑って「いいの、これ乗るから」と車に乗ってしまった。
案内してあげたのにな〜と残念に思ったが、彼はタクシーを割り勘しようとしていた(またはおばさんバックパッカーに親切にしてくれた)のだと10分後くらいに気づく。
トンチンカンな親切のし合いは旅の醍醐味なり。

こういうのがいっぱい走ってて(これはステッカーが面白いから撮った立派なやつ。他のはもっとオンボロ)、タクシーみたいな感じでも使われている。

夫が迎えにきてくれていて、荷物を背負ってもらってホテルへ帰り、荷物を置いてお昼ご飯

市場の2階の食堂
軟骨みたいなのがトロトロだった。米はタイ米的な細い米。10ソル(400円)だった。

おばちゃん個人でやっている店がいくつもあり、一人のおばちゃんが一つのメニューを作ってきているという感じ。だからもしかしたら別々に別の場所で一つづつ頼むということができたかもしれないし、机とかの縄張りがあるのかもしれない。何となくフラッと空いているところに行ってフラッと食べたので良くわからない。10ソルが高いのか安いのかもわからない。味は優しくて美味しかった。

帰ったら激烈に眠くなったので昼寝をしたら18時になってしまった。しかも起きられないくらいの猛烈な眠気。やばいなこれ、昼夜逆転しちゃうよと無理やり起きる。

夫の方は午前中に散歩をしながら銀行を見つけて、換金ミッションを達成。1ドル=3.7ソルで、オフィシャルな観光周遊券とかと同じレートだ。50ドル換金して185ソルになったらしい。空港では167ソルになったから、今日のお昼ご飯分多かったということだ!やったね!

ということでここからは夫の散歩写真。

ラーメン=最高のパスタ説
オラついてる子供
できた写真を見て「グアッパ・・」と言ってたと。
撮っていいかと聞いたらいいよと言って恥ずかしそうにしてたと。

夫は昨日食べた果物が気に入ったようで、自分で頑張って(夫はスペイン語喋れない人)バナナとルクマを買ってきた。
今日の晩御飯はバナナとルクマになる(まだイマイチ食欲がない)
もっと果物食べたいのでナイフを購入。

ここで5ソルで果物用ナイフを買った。こっちの人たちはあんまりスペイン語喋ることを褒めてくれない(笑)が、このお兄さんは「どこから来たの?日本?スペイン語上手だね」と褒めてくれた。
この鍋かわいい!でもIHでは使えなさそう!

今日は空港に荷物を取りに行っただけで終わったなあなあ〜とか思ったが、片道2時間かけてどこかに行ったら、普段だったら「あー!すごい疲れちゃった!めっちゃ働いたわあ!!」と大イバリなはずである。これで良しとしよう。

夫は、散歩をしたりできるくらいには回復。今は隣で「酸素を取り入れやすい呼吸法」というのをやって「なんか良くなってきた気がする!!」と言っている。軽症の高山病は24〜48時間でおさまると書いてあるがどうなるでしょうか。

つづく。

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