2024ベスト答辞すごすぎない?
働いていると、カレンダー通りの祝日でしか休みを感じきれないけれど、世の中的には今卒業シーズンですね(3末じゃなくてちょっと早いよね)。
そうなってくると、全国各地学校の数だけ、卒業を祝いこれからを祈願、鼓舞している言葉たちも生まれているわけで。過ごしてきた時間を象徴させているなと思うものがたくさん。結構「読み物」としてすごく好きな中、2024春のナンバーワン、ある天才の答辞に感動していたので記録用に。
全文載せられないので記事推奨。卒業生と担任の全員の名前の一字を本文に取り入れながら、流れも自然な文章にしていて、熱意というか愛というか。ご本人の言葉を借りるなら「気概」
なんてピッタリな言葉なんだろうか~~
真にかしこい人たちって、とっても謙虚であり、茂木健一郎さんの言葉を借りるなら「賢さと愚かさの両方を兼ね備えた人」というフレーズがよぎったの。上で「愚直に」という言葉を使ったこの人のことを指してもドンピシャだなって。ただただ尊敬。上澄みのところだけを知っているのではなく、汚泥の部分も含めて全体を捉えられる人は「深い人」だなって思います。
最近スピーチを聞いていると「~とここまで生成AIに考えてもらいました」みたいなものも多くなっている気配も。一つの土台としては優秀ですよね。今年の芥川賞作品は、生成AIによる文章が5%ほど原文ままで使われている作品。(九段理江さん「東京都同情塔」)結局使う人の技量と「センス」が評価されている時代だけれど。でもやっぱり人の心に触れるには、生成AIはまだ弱くて、人による調整・意思の介入が必要だなと思うのでした。だって工夫しないと平凡に感じることも正直あるんだもん。毎回パターン一緒だな、みたいな。塗装はまだまだ必要。
答辞の話に戻って、細かいけどすごくいいよな選手権
冒頭のバタフライエフェクトのパートもね、めっちゃ好き~!
丁寧に知識を広げてくれる文章、大好物。ちゃんと本来は世界の反対側で、っていうところを日本基軸のブラジルに変換している点とかも好ポイント。考えつくされている文章に出会えてうれしいよ。
蝶繋がりで
最近たまたま「胡蝶の夢」についても調べていて
蝶がはかなく美しい、みたいな引用文章は中国戦国時代から平安時代(源氏物語:第24帖の巻、玉鬘編)から色々あったみたい。
ちなみに個人的にどうして「蝶」が刺さり調べていたのかというと、
とあるカービィ実況者様の動画が面白すぎてね…
好きを極めてる人の話って聞いてて楽しすぎるなって。知らなくても面白い。ニコ動でコメント付きなのが一層楽しめます。最近教えてもらったものの中で個人的に一番面白かった。
カービィ世界での蝶は「平和の象徴」のモチーフらしい。
ちなみに「胡蝶」っていう種類の蝶はいなくて、ただ蝶の別名でした。
お祝い事にぴったりな「胡蝶蘭」
胡蝶蘭もとっても縁起の良いお花で、冒頭に「バタフライエフェクト」から想起していたらと思うと面白くない?
っていう思考まとめでした。刑事コロンボよりも慶事コロンボになりたい。
改めて素晴らしい文章でした。
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