【ポケモンSV】悪タイプ統一ランクマレポート②~エクスレッグ考察~
どうもこんにちは。
こんな感じの悪タイプ統一パでランクマに潜っているのですが、問題意識があります。
そう、エクスレッグの選出機会が全くもって無いのです。
注目を集めるデザインながら、単体性能に光るものは見つからず。具体的な役割対象も持てず。
少なくとも私自身の感覚では、無理やりにでも使おうとしなければ使う道理が見当たりません。
まだ解禁されていないポケモンが多く、かつゴーストタイプであるサーフゴーの選出率の高い現ランクマ環境でも、なかなか厳しいものがあります。
可能であればエクスレッグを他の悪タイプと換えてしまいたい、とはいえ一度も運用しないまま換えるのはいささか気が引ける。
なので、無理やり使ってみました。
今回の記事ではエクスレッグ強制選出でランクマに潜り、その使い心地を検証します。
無理やりでもなんでも使っちまえば気兼ねなく構築から抜けるってもんですよ、ええ。
勿論、有効な使い方が見つかる可能性もありますからね。
どうなることやら……。
1. 構築と型
構築は上記画像と同様、パルデア悪+サザンドラです。
もう少し細かい情報は↑こちら↑をご参照いただければ。
とはいえ、今回の主役であるエクスレッグの型は記載しておきましょう。
・エクスレッグ@とつげきチョッキ
ようき AS252H4 むしのしらせ 虫テラス
とびかかる/はいよるいちげき/かかとおとし/ふいうち
こんな感じです。とびかかるとはいよるいちげきで一発だけ耐えてかかとおとしやふいうちで切り返す、という無理のあるコンセプト。無理は承知の上ですが、改めて見るとやっぱり無理がある。
『もちものはタスキじゃないの?』という疑問はごもっともですが、先発で投げることを想定していたオトシドリにタスキを持っていかれたため、このような型になりました。
しかし、この型が選出機会喪失の根本的原因であることも考えらえます。
そう判断できた時は、潔く型を変えてみましょう。タスキカウンターとかしましょう。
18戦11勝7敗。ここからエクスレッグ強制選出でランクマしてきました。
2. 使ってみて
物は試し、動画にしてみました。
もうちょい詳しいことは下記にありますので、ご興味があれば……。
〇チョッキエクスレッグの雄姿
なるほど。
計8戦をこなした段階で、先ほど紹介した型に見切りをつけました。ワンチャンあると思ったんだけどな……、なかったな……。
やはり致命的なのはすばやさの低さ。この型をやるには遅すぎた。
せめてもう少しでも早ければ、贅沢言うとガブリアスよりほんのちょっと早ければ(S103くらい)、この型は通用したかもしれません。
しかし、願望まがいの仮定を重ねたところで結果が変わることはありません。
ただでさえすばやさが足りないサザンドラよりさらに遅く、火力も耐久力も及第点とは言えず。コンセプトを発揮する間もなく倒れていきました。
サザンドラより狭い範囲を、サザンドラより頼りなく見ざるを得ない。
そんな収まり方をしてしまう型でした。こりゃダメだ。
あと、やっぱりいろめがねの方がいいですね、とくせいは。
とはいえ……とくせいカプセルを使うはもったいないし、孵化し直すのも手間がかかります。そういったコストや手間に見合うほどの効果が得られるとは考え難く、今回は見送ることとしました。
火力も足りないは足りないんですけどね、そこを直してもね……、焼け石に水と言いますか……。
気を取り直して、次行ってみよう!
〇タスキエクスレッグの可能性
エクスレッグの型を変更しまして、ランクマに潜り直し。
・エクスレッグ@きあいのタスキ
ようき AS252H4 むしのしらせ 虫テラス
とんぼがえり/ふいうち/ちょうはつ/カウンター
先発で投げてカウンターを狙う、よくあるやつ。初手にマスカーニャのとんぼがえりを散見したため、狙えるタイミングは多いのでは?
都合の悪い相手と対面した場合は、こちらもとんぼがえりで逃げてしまいましょう。ドオーやキョジオーンにキラフロルといったエクスレッグより遅く、かつカウンターを狙いにくいポケモンが先発に来ることも多いので、こういうファジーな選択肢も持っておきたい(キラフロルにとんぼはどうなの?と思われるかもしれませんが、サザンドラを出してしまえばふゆうでどくびしを踏まないので安心してとんぼがえりをしています)。
カウンター後に残った命はふいうちで使い切りましょう、余すことなく。
余談ですが、ようきA252エクスレッグのふいうちはH4ドラパルトに対し確定2発。いじっぱりで計算すると、12.5%の低乱数1発になります。
見かける機会の多いドラパルトへの確定数が変動するとなれば性格はいじっぱりの方がいいかもしれませんが、こんかいはようきのまま。
何故なら、この記事を書いている途中で性格を変更する選択肢に思い至ったから。時すでに遅し。
ということで、ちょっと構築を変更。
タスキをエクスレッグに持っていかれたオトシドリはレッドカードを持っています。構築はそのまま、持ち物だけの変更です。耐久に努力値を割いていないため活用できるとは思えませんが、とりあえずの急ごしらえとして。
そんな構築で早速ランクマへ行きましたところ……。
こりゃいいや!
相手の行動に依存するタスキカウンターにはなんとなく忌避感がありましたが、やってみるとすごい。格ゲーで例えると当身とかコマ投げの気持ちよさ。柊!ポチョバス!最高~!
ということは勿論、外せばそのぶん痛い。当身もコマ投げも飛ばれれば終わるように、カウンターに変化技や特殊技が噛み合ってしまうと終わる。
タスキカウンターという選択自体がスペック不足を補うためであるが故、これを外すともうどうしようもない。2vs3の戦いを強いられることになる。場合によってはもっと酷いことになること請け合い。
しかし、チョッキよりも大いに活躍してくれたことに相違ない。エクスレッグに残された道はここでしょう。
では、このポケモンを継続して使うべきか?
それは否。
残念ながら、タスキカウンターをするならばエクスレッグ以上の適役が悪タイプには存在します。
そう、マニューラです。
なぜエクスレッグよりもマニューラのほうが適しているのか?
下記のような理由が考えられます。
A120S125のつららおとしやアイススピナーで、現構築が苦手としているドオーやドラゴンタイプに対して打点を持てる。
ドオー対面ではちょうはつを使えばより盤石。
こおりのつぶてやねこだましと先制技のレパートリーも豊富。
それらを前提としたうえで、選択肢としてカウンターを選択できる(カウンターに依存しない、ということ)。
それなりに器用かつ構築の穴を埋める性能、さらに試合を壊す奇手もある。こいつを使わない手はないでしょう。
対してエクスレッグが勝っている点は、とんぼがえり。強い技ではありますが火力も素早さも役割範囲も負けているとあって、少々頼りない。
環境次第で評価が変動しうるとは思うのですが、まずもって明確なスペック差が存在する以上は、エクスレッグに執着する必要もないでしょう。
3. 検証結果
さて、エクスレッグの使い心地を見てみよう、という話でありました。
チョッキとこうげき/とくこう低下技の組み合わせは悪く感じなかったが、如何せん数値が足りない。
タスキはカウンターで試合を壊すことができるものの、もっとうまく使えると思しきポケモンが存在する。
つまり、この構築においてエクスレッグを無理に使うことはない。と結論してよいでしょう。
まっ、そもそもが無理に使ったんだし、こんなもんでしょ。
逆に言うと、使ってやろうとすれば使える。上記のような問題点はあるものの、タスキカウンター+ふいうちという戦術にはエクスレッグに最も足りていない数値はさほど必要ない。
これら以外にもかかとおとしなど有用な技は幾つか覚えるので、それらを検証していけば他の使い道が見つかるかもしれない。気になる方は検証してみてはいかがだろうか。
4. お疲れさまでした
いかがだったでしょうか。
次の記事があったときには、今回の記事の検証を踏まえて構築に手を加えるとしましょう。
それでは失礼いたします。