チームや人の真価は、修羅場でこそ磨かれる @horimotoharu
みなさん、好きなボードゲームはありますか?
無人島を開拓し、仲間とポイントの獲得を競い合う「カタン」が大好きな堀です。
これまで、ボードゲームといったら人生ゲームくらいしかプレーしたことがなかったのですが、カタンの戦略性と運の両方が試される部分に魅力を感じ、昨年はアプリなどで100試合以上プレーしました。
カタンは、1995年にドイツで発売され、世界で累計3200万台以上販売されている大人気ボードゲーム。カタンという無人島を舞台に、島を開拓してポイントを稼ぎ、先に10ポイント獲得した人が勝者となります。
このゲームの特徴は、他のプレイヤーとカードを交換するために「交渉」を行えること。そのため、運だけでは勝つことはできず、知力、戦略性、交渉力が試されます。
先日、ラブソルが運営するオンラインコミュニティ「喫茶ラブソル」にて、カタンをみんなで行うイベントを開催しました。
喫茶メンバーであるつよぽんさんもカタンが好きということで、このイベントを開催することに。久しぶりのリアルイベント参加となり、その点でも非常に楽しい時間でした。
カタンのパーツが足りない…!
開始前にちょっとしたアクシデントが発生しました。
カタンを行うために必要なパーツに、不足しているものがいくつかあったのです。
カタンはサイコロやカード、オブジェクトなど細かいパーツをいくつも使います。
しっかりと管理しているつもりでも、気がつくとなにか無くなっているなんてことが発生します。
ほら、人生ゲームの棒人間って、少しずつなくなっていきませんか…。
ゲームに必要なパーツが足りず、せっかくのイベント開催なのに訪れた、カタンができないかもしれない危機。しかし、そこはメンバーの工夫で乗り越えました。
パーツが足りないことに気がつくと、一度は「これはもう、開催不可能か?」という空気が流れかけましたが、次の瞬間にはもうみんなが動き出していました。
自分は、足りていないパーツを確認し、何を用意すればいいのか把握。
ラブソルデザイナーのみほさんは、足りないものを作るための材料を用意し、制作していく。
ラブソル代表のゆかさんとみかさんは、サイコロが売っていないかコンビニまで確認に行ってくださいました。
つよぽんさんは、パーツを整理しながら、サイコロが手に入らないとわかると、アプリをダウンロード。
足りないカードやパーツは手描きで作ればいい。サイコロはアプリで代用できる。あっという間に知恵を出し合い、スピーディーに準備が完了。
実際にゲームをはじめてみると、お手製のパーツでもなんら不自由なく楽しむことができました。
修羅場でこそ磨かれる真価
「パーツがそろっていない=カタンをプレーできない」
どうしてこういった思考に陥らずに、前向きにプレーする方法を探ることができたのでしょうか?
カタンができないかもしれない事態であっても、その場の誰一人としてネガティブな思考にはならなかったんです。
実は、カタンに参加したメンバーは、先月までビジュアルレポートの制作案件に携わっていたメンバーでした。
こちらの案件、なかなか大変なもので、特に3月の1ヶ月間は常に修羅場のような状況でした。そこを乗り越えられたチームだったので、そもそも信頼関係ができていました。
また、プロジェクト自体、すでにある仕事をなぞるようなものではなく、クライアントさまにとってもラブソルにとっても初めての試み。頭も手も使いまくって進め方やアウトプットまで、ゼロから作り上げたお仕事でした。
カタンのちょっとしたアクシデントなど、このチームにとってはそもそも大した問題ではなかったのかもしれません。
どうしたら問題を解決できるのかを考え、それぞれのできることを実行する。
参加メンバーが前向きに行動してくれたおかげで、準備もスムーズに進み、ゲームも楽しく行うことができました。
チームや人間の真価は、修羅場でこそ問われるのかもしれません。
急に訪れたピンチに対し、どのような対処ができるのか。なんとかして乗り越えることで、真価は磨かれていくのだと思います。
修羅場で磨かれたチームだったからこそ、前向きに問題を乗り越え、カタンを楽しむことができた。
メンバー一人一人が機転を効かせ、問題を乗り越えることができた経験は、カタンだけでなく仕事でも応用できるはずです。
修羅場なんてまっぴらごめんだと思っていました。そこまでしてやる必要ある? と思っていた過去の自分もいます。
でも、「修羅場も悪くないな」と思った夜でした。
堀 基晴▶︎SNS...Twitter / Instagram
<ラブソルへのお仕事依頼についてはこちら>
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